魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

容赦なしに濃い、の続編

2008年02月26日 | ワイン ~2020年
「この価格で容赦なしに濃い!」と言わしめたワインの、
新ヴィンテージが到着。さっそく試飲です。

2007 コノスル CS
   (チリ、カベルネ種主体、赤、800円前後)

まず、ラベルが変わりました。自転車です。
このワイナリーが自転車操業しているわけもないのでしょうけど。

またコルクでなくスクリューキャップに変わっています。
開けやすいので、とても好感が持てます。

色もエッジに私の大好きなキラキラの赤紫色。何と美しい!
ワクワクしてきます。(私は若いの大好きなのです)

鮮烈なチェリーやレッドカラント、ミント、微かにバニラなどの香り。

味わいも鮮烈です。やはりこの価格では容赦なしに濃いのでしょうが、
この年は酸が見事に美しい。きれいなラインを与えています。
しっかりとした輪郭と、果実味や酸の陰で支えるタンニンは
うまく引き立て役に回り、エレガントな表情を作ってくれます。

こんな安ワインでもここまで来るか~!と驚きを隠せません。

ただ、タンニンは弱いので寿命はそう長くはないと思いますが、
もともとこの価格ですので、熟成能力や寿命を語る方がどうかしています。
それでも数年は十二分でしょう。


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4 コメント

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我が家も (slowride)
2008-02-26 11:10:06
一昨日がこれ、昨日はコノスルのピノでした。
2日ともメインは豚のポトフ。

デイリーワインとして、コノスルは最強の一角でしょうね。初心者がジャケ買いしても間違いないし。

スクリューキャップは、ウルフブラスが力を入れ始めてから増えましたね。熟成の仕方が、コルクより良いという話もあって、ウルフブラスは一番高いワインからスクリューに換えて行きました。

敷居を低くするためにも、スクリューキャップは歓迎です。
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Unknown (ラリラリ・ピノ)
2008-02-26 12:43:39
slowrideさん、

凄すぎるコノスル!ってところです。

ウルフブラスも飲みたくなる~!じゃないですか。
ブランとかブラックラベルはメチャ旨ですよね。

なになに?熟成の仕方が良いのですか!
これから飲むときはちょっと意識してみます。

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熟成の仕方が (みもっち)
2008-02-28 09:51:26
違うんですよー。
私、ウルフブラスがスクリューに切り替える時に、
広報の方をインタビューしたことがあるんですけど、
その時に同じヴィンテージのコルクの物と、
スクリューの物を試させてもらいましたが、
スクリューのものの方がフレッシュ感が強く、
果実の香りもしっかりと残っているんですよ。
そこがまた不思議で。
熟成のメカニズムっていうのはよく判らないですねー、ほんと。
返信する
素晴らしい! (ラリラリ・ピノ)
2008-02-28 12:34:00
みもっちさん

え~そうだったのですか!
ホントに不思議ですね。
私の好きそうな熟成の仕方ではありませんか。

あとはどのくらいの長さ(例えば50年でも)熟成に
耐えるかどうか?
これは楽しみとして見守りながらワインライフを送りましょう。

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