魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

がめんなさい!

2006年10月27日 | ワイン ~2019年
2005 クロ・ド・ラ・ロアレット
   (赤、仏、ボジョレー地区フルーリー村)

正直に告白します。
ガメ種はあまり美味しいとは思わないし、さして探求したいとも思わない
品種です。ワインマニアで同様の嗜好の方も多いかと思います。

しかし、このワインは2005年の恩恵を受けてか、良い出来です。
こんなガメなら(単体で飲むのなら)意外といけてると思うでしょう。
果実味やボディがとてもきれいでナデナデしたいくらい良いと思います。
あまり比べることをしたくなくなるワインです。
ただ、これで3000円以上するものですからちょっとひいてしまいます。
この金額なら結構いけるピノが飲めてしまいますーー。


かつてある方とのワイン談義で、私が
「ガメ種は1年365日のうち、まぁ60日までだと思う。」と言うと、
「いや、1日でいい」(つまりボジョレー・ヌーヴォーの日だけ)と返されて
そんなもんかな~、と思い返した記憶もあります。
確かにガメは安ブドウです。可哀想です。
ただ、一部のボジョレーやロワール地区のスーパードメーヌでは予想外に
良いガメも生産されてはいます。しかし、本音で言うと、そこまでの情熱を注ぐなら
ピノか、もしくはカベルネ・フランを育ててくれたらいいのに・・・・・
とは思いますよね。

うーーーん、それでも、正直なところ、貧乏なら60日までは耐えます・・・・が、
やはりピノがいいかなぁ・・・。
ガメさんには悪いけど、お金持ちなら、飲まない品種かも知れません。
不遇な品種なのじゃないかと思います。



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