魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

活気と枯れてなおもの魅力

2012年11月01日 | ワイン ~2019年
今日は廃墟マニア、炭鉱マニア、郷土マニアが喜ぶお知らせです。


ってマニアならもうご存知かもしれませんが・・・・・



2012ステップUP池島まつり(ぜひクリック!)が11/11(日)に開催されます。


私も池島には思いがあり、また行きたいなあといつも思っております。



映画「池島譚歌」も来年夏には上映されますし、何かと話題でしょう。


問題は船に乗って池島へ行く時間、停めておく駐車場でしたが、確保される
ようですのでひと安心。行ったことのない方はぜひ一度足を運んでみてく
ださい。かなり興味の湧くこと請け合いですよ。





そして、こちらも大好きですが、軍艦島(端島)の話題です。
こちらの方も映画007に登場するらしいので世界的に有名になるかも?
また楽しみが増えますねえ。
やたらと派手な007映画と廃墟と化した静寂の島との対比が面白そうです。






さて、そんな今夜はこれ。






2011 イル・ラ・フォルジュ メルロ
   (仏、VdP、メルロ種、赤、千円台)


先日、当店へ訪問されたジャン・クロード・マスさんの造るワイン。


プラム、カシス、ブラックチェリーなどのベリー系、赤土やセルロイド、
揮発性でハーブなど香ります。


味わいは濃いめで活きが良い。ちょっとむわっとくる感じで鮮烈な果実味が
炸裂はしますが、主張が強くて気持ちエグイ感もあります。

微妙に重たく沈んだブラックコーヒーなどの風味もあり、まろやかで全体
的にはまとまりがあります。でもやや若すぎるのでしょうか。

もう少し落ち着いてから飲みたいワインでしょうか。


このワインは上に書きましたさびれた炭鉱のイメージとは違って、やたらと
活気があります。しかしこのワインとて、いつかは枯れゆく運命にあるのです。
世に常のように、味わいも移り変わっていくのでしょう。



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