手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

夫の誕生日を祝うと言いながら・・・・。

2020-09-18 | 介護
(↑ムラサキシキブの色づき、毎日観察中!)



わたしたち夫婦は同級生ですが、

わたしが春の生まれで、

夫は秋生まれ。


夫の誕生日がきたので、

「なにか欲しいものはない?」って聞くと、

「今年は俺は何もいらん」と。

欲しいものがない場合、夫ははっきりそう言います。


そんな年は、

「なにか欲しくなったら言ってね」と声をかけておく。

当日はケーキを用意し、

彼の食べたいものを聞く、そんな感じです。


今回はお好み焼きが食べたいとのリクエスト。

まあ、欲のない人ですから。


息子も誕生日当日は友達の誘いを断って早々に帰ってきましたので、

息子とわたしで準備をし、

家族揃ってお好み焼きで誕生会となりました。


目の前のケーキに不思議な顔をするまーさんに夫、

「今日は俺の誕生日」。


「ほぉ〜」

「あんた兄弟はいるのかね?」


その言葉に一同吹き出す。

「俺だけだろ、産んだの」と夫。


「そうだったっけ?」。

「あんたなんか産んだっけ?」

「橋の下から拾ってきたと言うんだろ?」と夫。

「いやいや、ドブの中から拾ってきた」とまーさん。

さらに輪をかける。

時々こんな風な瞬発力ある返事が返ってくるので、

ボケているのかいないのかがわからなくなる。


さらにご飯を食べてたら、突然、皆を見渡して

「もうみんな揃ってる?」とまーさん。

その言葉にみんな一瞬ゾワッと。

「他に誰かいたっけ?」

「怖い、怖い」と大笑い。


なんだかトンチンカンな話が交錯して、

みんなで大爆笑するのですが、

とにかくわたしが大笑いするのが、まーさんはお気に入りのよう。

「〇〇子さん、泣きながら笑ってる〜」といつもわたしの顔を見て、

超喜んでる。

もしかすると、

日々わたしが一番むすっとした顔をしてご飯を食べてるのかもしれません。

まーさん、みんなが笑ってるそんな雰囲気が大好きなんでしょうね〜。


息子がテレビで野球中継をつけていたら、

「わたし、若かったら野球の選手になってた」とまーさん。

「あれ、テニスの選手じゃなかったっけ?」とわたし。

「いやいや、野球の選手」と言った先から、

「うちの父親、静岡では有名なテニスの選手で兄弟でテニスが強かったから、

〇〇兄弟って言われたんだよ」と、おはこの話題を。



するとさらにおはこの話が堰を切ったように続々と。

「静岡の海に泳ぎに行ったら、着物を着た死人の腕が泳いでる自分の腕にぴちゃっとついた」話、

「同じ汽車に乗っていた男の子が目の前で汽車から落ちて亡くなった」話へと続いていきます。

どちらもとにかく衝撃的な出来事。

こう言う記憶が最後には残っていくのでしょうか。

聞く方は、話の内容が内容ですから、いつもゾワッとしてます(笑)。



コロナ禍以降、

家族揃っての夕食の機会が多いのですが、

食事中、だいたいは息子や夫が結構難しいことを話てることが多いです。

耳も遠いですし、内容もややこしいので、

いつもは息子や夫の「その時の話」に加わるのは難しく、

結構黙ってご飯を食べるまーさんですが、

「誕生日の会食」はやはり雰囲気が違うのでしょう。

まーさんも加わりやすいので、

おしゃべりがグッと増えます。

そして一旦話の主導権を握ったや否や、

ありとあらゆる頭に残っている話が炸裂するんですね(笑)。


いつも初めて話すように、

キラキラした顔でおはこの話が続々出てきます。

昔は「それ聞いたことがあるよ〜」って言ってた時期もありましたが、

今は「うん、うん」と皆で相槌を打つことにしてます。

まさに「今を生きてるまーさん」ですからね。


でも、どんなにトンチンカンな、

不思議な話になっても、

家族全員が同じ話題で盛り上がれるのはとてもいいですね。


そう言う意味でも、

時々こんな誕生会のような特別な「食事会」をするのはいいことだなと思っています。


↓二つのランキングに参加しています。
それぞれポチッと押して応援してくださると嬉しいです。
励みになります。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手帳へ             

                           PVアクセスランキング にほんブログ村


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする