![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/73/5d80fac68a2d8cfe0f545a44b7a2dced.jpg)
この角形2号封筒、このスケールを見て、
これがなんだかわかる方は、
かなりの情報整理オタクな方と存じまする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a5/4bee4378f97e6933e2004d73a56f2780.jpg)
自分の本棚を少しずつ整理している昨今のまんじゅう顔。
こんな、変色した茶封筒とこの度再会を果たしました。
この茶封筒、
実はわたしが大学を卒業した直後くらいから
約20年くらい利用していた
情報整理ファイルシステムの一つなんです。
山根一眞というノンフィクションライターの書かれた
『スーパー書斎の仕事術』と出会ったのが、
大学を卒業して仕事を始めた頃。
当時、一世を風靡しました。
そこで知った「山根式袋ファイル」、
それがこれなんです。
ファリングシステムとして、安価で、
いろんな雑多なものが一つにまとめられる利点があって、
わたしは当時早速実行。
実家の本棚は、
この袋ファイルがずらりと100袋以上並んだこともありました。
それまでは、
雑多な書類や情報をうまく整理できなかったわたしでしたが、
このファイリングシステムと出会って、
かなりストレスが減ったのでした。
ではどんなシステムかと申しますと、
角形2号封筒があればできるのです。
上側1,5センチをカット、
定規を使ってこんなふうなラインを入れ、
上の3つの部分に、ファイルの最初の3文字を書き込む。
その下の広い部分にファイル名を書き込むだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/73/5d80fac68a2d8cfe0f545a44b7a2dced.jpg)
後は、
その内容に関する資料などをポンポン掘り込むだけ。
棚には、その袋をアイウエオ順で並べておけばいいのです。
このファイルシステムのいいところは、
いろんなサイズの、いろんな質感のものが
ひとまとめにできると言うこと。
ファイルというと、
全部穴を開けてバインダーに止めると言う印象ですが、
穴を開けてファイリングできるものばかりではないですからね。
当時の話で言えば、
フィルムのネガとか、
写真とか、小さなメモとか、
CDとか、フロッピーとか、雑誌とかですね。
こう言うものが
一気にまとめられるので、
超・楽なんです。
今はPCの中に全部まとめてしまえる環境があるので、
こう言うのはいらないかもしれませんが、
当時は本当に便利でした。
今回掘り出したのは、
前出の写真の通り、
「阪神大震災関連」のファイル。
1995年に作ったのだろうと思います。
中のものをみると、
当時の「クリスチャン新聞」、
被災地域を車で通ったときに写した写真のアルバム、
緊急増刷された「アエラ」、
危機介入ハンドブックなどが入っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/43/fd318b04436edf822ef1564db090953b.jpg)
今から30年ほど前のものです。
角2封筒や中の新聞、
写真の色の変化に月日の流れを感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e7/dea86891613abe3f63128f9d5e612635.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/cb/48b303c1215c1ff5be3a213231f2fb49.jpg)
↑地震から数日経っていましたが、長田地区はまだ煙が上がっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/c1/4e166507a836ebeb52857cc7ddbb6406.jpg)
↑報道関係、自衛隊関係など多くのヘリコプターが上空を旋回し、
その音が人々をさらに不安にさせました。
↓神戸栄光教会の教会堂も破壊されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/0c/34f0bde62a44596f8064ca7dcebb9fbf.jpg)
わたしは当時、神戸の灘区に住んでいて、
被災民の一人でした。
アルバムにある写真の数々は、
わたしが高台から、
もしくは救援物資輸送の車から撮ったものです。
自分のカメラで撮ったからこそ、
改めてみるとその恐ろしさが甦ってきます。
これらの記録は、わたし、
生涯処分できないものの一つと思いました。
実は今もこの茶封筒のファイルで保管しているものも
他にもいくつかあるのです。
例えば、わたしの子供の頃からの通知簿や成績表など。
穴を開けずにいろんなものを保存できますから、
いくら時代が移っていったとしても、
便利なものは便利。
この度、この袋ファイルを手にして、
そのことをもう一度
再認識したまんじゅう顔なのでした。
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袋ファイルでの整理、確かに便利ですね♫そして、何より即実行に移すまんじゅう顔さん…昔から素敵です♫
阪神大震災、被災されていたのですね。私の叔母一家が当時も今も神戸にいるので、やはり他人事ではありません。
東北に熊本に…近年の災害の多発により『被災地』が増えていくのはなんともいえない気持ちですね。
そうでしたか?pukutaromamaさんの叔母さんも神戸におられるのですね。
わたしは2年して神戸を離れましたので、どこかでこの地震自体は封印してきてたように思いました。
もちろん、その後もあちこちで災害が起こるたびに、あの時感じた言いようもない不安と焦燥感、絶望感が甦ってきていましたが、それでもどこかで逃げていた感じがします。
久しぶりに当時の写真や新聞を見て、リアルに思い出し、ちょっと震えがきました。