海の見える砂丘の上に、故郷の墓地はある。
子供の頃は、砂丘全体に黒松の林が広がっていたのだが、今はまだ若い松と海浜植物のトベラや山グミ(アキグミ)などの雑木林になってしまっている。
北風で吹き寄せられた砂が、巨大な砂丘を造っていたのだが、海岸をコンクリートで固められてしまった砂丘は成長を止めてしまった。
ここは、吹上浜の北の端になるので、南には金峰山や野間岳などがみえる。
北の島平の方向には、照島(てらしまどん)が見える。
無粋なテトラポットやコンクリート護岸などがなければ、昔と変わらない風景のきれいな海なのだが。
今日の爆発でも噴煙は高く上がったようで、島平の海岸からも噴煙が見えていた。