どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

ポエム238 『忘れえぬ郭公薊』

2019-06-30 01:31:25 | ポエム
       カッコウアザミ        (城跡ほっつき歩記)より     花のように美しいひとだった 花のように可愛いひとだった 知り合ったのは18歳の時だった   みずうみのほとりに住んでいた 毎朝自転車で駅までやってきて 城のある町まで通っていた   その街には洋裁学校があった 卒業するとデパートに就職できて . . . 本文を読む
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