さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

樹氷を見に行くのだが 3

2015年02月19日 | 東北シリーズ



さて夕方になって樹氷を見に行きました。今回の旅のメイン・イベントです。
夜にはライトアップがあるのですが、寒いし夕食時間に重なるし、昼間でも
きれいに見えるだろうと思って早目にしたのです。

ゲレンデの始まる麓では、こんな景色でした。しかし下から見て上のほうは雲に
包まれています。これで樹氷原が見えるのか?

まずはロープウェイに乗って樹氷高原駅へ登ります。乗客はスキー客と樹氷を
見に行く見物客とが半々。しかし途中で雲の中に入り、吹雪いてきました…。

こりゃあイカン、と思いつつも、ロープウェイを乗り継いで山頂駅まで切符は
買ったし、とにかく上に向かう。

椅子がものすごく冷たい。激しく吹雪いてきて、ロープウェイがぐおお!と風に
あおられて揺れる。視界はほとんどなくなった。下には樹氷原が広がっている
はずなのだが。猛吹雪で真っ白なトンネルを抜けている感じ。異次元の世界だ。

冷凍庫の中のような寒さ。ふっと眠くなり、一瞬変な夢を見る。寝込んだら死ぬよ!
ってわけないんですが、ほんの10分程度なのに、すごく長く感じました。。。



山頂の景色はこうです…。吹雪いていて、とても歩けません。歩いて行っても
ただ真っ白な世界でしょう。ここは標高1700m。真冬ならこんなもんかね。



すべてが凍りついていて、表示にはマイナス13度。外は風がすごいので体感温度は
マイナス20度以下?



電話、かかるんでしょうか。受話器を取ったら手にはりついてとれなくなりそう。



窓越しに、ぼんやり樹氷が見えました。これが一面に広がっているはずなんです。



木がこんなふうに雪だるまになって、見渡す限り並んで連なっているはずなのにー。



ポスターが貼ってありました。こんな風景をみなさんにお見せできなくて残念です。

       

こちらはチケット。ライトアップすると幻想的な景色なのかなー。



ソフトクリームが氷ついておりました。これってユーモア???

これを食べる気にもならず、さっさと中腹の樹氷高原駅へ降りることにしたのでした。



ここは標高1300mほど。これなら少し外を歩くこともできましたが、樹氷は
こんな感じで、真っ白でないから絵になりませんねー。



ううむ。もう少し春が近づいてきてから来るべきだったのか?しかし温度が上がれば
樹氷も溶けてきてしまうのでは…。天気のいい日に?しかし標高1700mで、真冬に
カラリと青空なんて日があるのかな?

ここまで読んで下さったみなさん、「蔵王 樹氷」で画像を検索してみて下さい。
それが見たくてクソ寒い雪山に登ったんですよー。フル装備したつもりでも、
ものすごく凍えたんですからー(´;д;`)ノ