さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ふたたびシベリア鉄道に乗る

2018年10月20日 | ロシア



ゆっくり昼飯も食べ、ビールも飲んでワインも飲んだが、シベリア鉄道に乗るのは
夜20時。博物館だのなんだの見るべきものは全部見てしまったので、アムール川の
ほとりでもぶらぶらするしかない。



しかしね、日差しは強いし、暑くてたまらん。シベリアだってのに、冬はマイナス何十度で
川は全部氷結するくせに、連日30度超え!なので座るのも日陰でないとたまらんのだが、
当然そういう木陰になっているようなところは人が座っており、灼熱のなかを彷徨うしか
ないのであった。



ここはホテルの窓から見えていた賑やかな遊園地。
まだ5時間以上あるので、暑そうだが「ひとり観覧車」でもやろうかと考える。しかし
別の場所でチケットを買わねばならず、そこには何人か並んでいたのでやめておいた。



遊園地を見物するのも飽きてしまい、しかたなくまだ2時間以上もあるけれど駅に
来てしまいました。



2階の待合所はこんな感じ。しばらく本でも読んでおりましたが、なんか落ち着かない。



で、ようやく出発まであと50分となり、プラットホームに出てきたところです。
チケットには俺の乗る車両番号が書いてありますが、それがどこなんだかわからない。



するとワンサカ中国人団体客がやってきました。ヤダー、うるさーい!!!



幸い、中国人の団体は隣のコンパートメントまで。まるで津波が足元までだった気分だ。

我が席までやってくると、俺のベッドは下。上の2つには、廊下に立っている若者2人。
それが、、、男の体臭、汗くさっ!!!!コンパートメントは狭い密室なので、これは
たまらん。ツンとくる強烈な匂いで一晩過ごすのかー。

下の隣にはおっさんが来た。やたらに濃い男部屋だ。イルクーツクから2泊3日で
同室だった3人家族はまだよかったということかー。こんな地獄に、もし女性がひとり
だったらどうなるんだ?

食堂車に逃げようかとも思ったが、なんとナイ!そおか、6泊7日のモスクワから来る
列車には食堂車があるのだが、ハバロフスク発ウラジオストク行きは夜の8時に出て
翌朝には到着してしまうので、食堂車がないんだ!ううう、そこでまたリラックスして
ビールでも飲むかと思っていたのに。。。

中国人グループからの騒音がわずかに聞こえてくるが、ドアを閉めてしまえば問題ない。
幸い上の若者2人は騒ぐわけでなし、隣のおっさんはすぐにベッドを準備して寝て
しまったので、俺も早々に横になり本を読み始めた。最初はすごい臭いにクラクラしたが、
化学物質の化粧品とは違って慣れてくるもんなんだなあ。列車の揺れに、早めに眠りに
落ちたのであった。