さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

松本 空いている夜の酒

2016年12月26日 | 関東甲信越



ホテルの窓から。夕方5時くらいまで居酒屋は開かない。待つしかないのだ。

先日、赤羽駅前にある「大衆酒場まるよし」に行った。コの字カウンターの
やきとり屋である。そこは14:30開店。15時頃に行ったら、なんとほぼ満席。
仕事が終わった肉体労働者と無職のジジーだらけだ。最近はヒマな老人が多いので、
早くから開店する飲み屋は繁盛している。地方都市には少ないので、これから
老人が増えてきたら「昼飲み居酒屋」は流行らないかな?俺も入れてもらう(^益^)b



素敵な女将さんがいる「しづか」はなんと休業日だった! _| ̄|〇

というわけで、その近所の古そうな雰囲気の店に入ってみる。新規開拓も大事だしー。



昼間にビールを飲んだので、スタートから酒である。

定番の「大雪渓」、前回宿場町を歩いた奈良井の「杉ノ森」、今回歩いてみようと思って
いる駒ヶ根の「信濃鶴」などが揃っている。いろいろ試したくなったので、好きな
「ふぐひれ酒」や珍しい「いわな骨酒」まではいけなかった。



空いていて贅沢な空間であるが、開店時だけでなく、ずっと俺ひとりであった^^;

先ほどの赤羽の「まるよし」の2軒目は鯉とうなぎで有名な「まるます家」。ここも
朝の9時からやっているナイスな居酒屋だ。カウンターがくねくねと、リアス式海岸の
ように大きな空間にうねって並んでいる。その間を古漬けみたいなおばちゃんたちが
行き交っているのである。

そして時折、おばちゃんが「鯉の洗い」だの「なまずの唐揚げ」だのを並べて「タイム
サービスぅ~!」などと叫びながら持って歩くのである。「ひとつちょうだい」などと
取るわけであるが、新幹線の車内ワゴンサービスというよりは、人間回転寿司
デリバリーという感じである。かわいいお嬢さんを使えば毎回瞬間売り切れ間違い
なしだろうが、並んでいるのは年をとったロッテンマイヤーさんみたいのばかりなのだ。

ここはいつも席が隣客とギチギチ。それも間違いなく脂の乗ったおっさんだ。

誰もいない居酒屋で、そんなつい先日の赤羽を思い出す。。。



信州に来れば、馬刺しを食べねば。これも柔らかいけれど、去年の暮れに行った
上田の串焼き屋、入谷の三富には遠く及ばないのう。そりゃあちこちで食って
るんだから、好みもありますしね^^;



一軒目は最後までひとりだった。二軒目はバーだ。夜遅くに、クリスマスの飾りを
つけていた。ご苦労様です。こんな工事現場みたいになるのですね。



「ウォータールー」がやってなかったので、「サイドカー」に行く。ここもシブい。



秋も深まり、残念ながら葡萄のカクテルは終わっており、こちらはラ・フランスの
カクテル。目の前でバーテンダーの熟練した手さばきを見ているだけでリッチな気分。



以前に飲んだマルスウィスキーの話をしたら、「こちらがありますよ」とめずらしい
モルテージを出してくれた。さ~すが♪



他に客もなく話ははずみ、結局コスモから駒ヶ岳とマルス・オンパレードとなる。
なんと贅沢♪



最後にザクロのカクテルで〆る。初日の夜から充実した夜だった。
考えてみれば、一軒目も二軒目も俺ひとりの贅沢空間だったなあ~^^



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