伊那のなじみのバーに行く前に、少し何か食べておこうと思って伊那北駅前にある
養老の滝に行ってみた。若い頃よく行ったチェーン店。東京ではすっかり見なく
なりました。なんか懐かしいなあ。
ふっふっふ。こんなのもあまり食べなくなりました。時間が早いせいか、カウンターに
先客のおじさんがひとりいるだけでテーブルにはまだ誰もいない。
〆鯖に何やらソースがかかったやつ。少し凝った料理もあるんだな。
「海老と茄子のなめろう」。これもちょっとした小料理屋みたいじゃないか。
店員さんは若い女性アルバイト。厨房は若い青年でした。
長野ですから、信州限定りんごのクラフトチューハイなんてのを飲んでみました。
店の雰囲気に合ってるよ^^
外に出て一服。創業昭和13年だってさ!
動物通りを通ったら、「きりん」が暗くなってる。前回もそうだったので、どうやら
閉店してしまったのかな。マスターは80代のおじいちゃんだったからなあ。。。
で、バー「ICHINANA」にやってきました。ここのマスターは新進気鋭。
私はスモーキーなスコッチが好きで、ラフロイグやアードベッグをよく飲みますが、
小樽のバーで「それならオクトモアを飲んでみたらどうでしょう」と勧められて
覚えていたので、聞いてみたらありました。上記の2銘柄よりもピートが効いている
そうです。飲んでみたら、やはりガツンときましたよ~~~w
そしてここにきたら「駒ケ岳」。それもワインカスク。ほんのり赤ワインの香りが
ただよう駒ケ岳は絶品だよ!
そしてー! 駒ケ岳の9年モノ。芳醇な深みと絶妙なバランスの味わい。この完成度は
ギリシャの神の均整の取れた彫刻を連想しますぞ。
話は駒ケ岳のヴィンテージになり、なんと30年モノのボトルを見せてくれました。
とっても飲みたくなりましたが、1杯3万円超え! 不労所得で肥え太った富裕層
でもあるまいし、こういうのは勢いではなく、満を持して味わわねば。ということで、
またの機会にとっておくことにしました。
ここではまだ飲んだことのないウィスキーを紹介してもらったりするので、最後の
一杯を聞いてみたら、出てきたのがコレ井川蒸留所の「フローラ」。花ですねェ。
まだ出来たばかりの蒸留所で、静岡県の南アルプスの高地にあるそうです。
さすがに「駒ケ岳」の素晴らしい完成度には至りませんが、なかなか美味い
ウィスキーでしたよ(^益^)b
若干酔っ払って最終目的地、バー「姫」に向かう。
あ~変わりなかったよ♪ キャラの立ったマスターも健在でした。そしていつもの
ホワイトホースの水割りを飲む。ICHINANAの高級ブランドウィスキーとはまた
全然違いますが、ここはそういう世界ではなく、味わい深い場末の雰囲気を楽しむ場所。
久しぶりの再会を祝し、あちこちに飛ぶマスターとの面白い会話を堪能。そういえば
甲府も諏訪も、ここ伊那も、自宅に近ければ日々通うのになあ~と思う。家の近所も
だいぶいろいろ行ってみたけれど、こんなところはなかなかない。酒場は星の数ほど
あるのになあ。まだしばらくはこうやって通うことになりそうだ。
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