空は澄みわたり風は冷たい。柿の実が鈴なりだ。
高遠城址のはずれにあったのが「進徳館」。江戸末期に建てられた藩学校です。
高遠の藩主、内藤頼直が「興国の基礎は藩士を要請するにあり、藩士を養成するには
文武を奨励するより先なるはなし」と、子供たちに学問と武術を教える学校を作った
そうです。
武士の子供たちが住み込んで、熱心に勉強したのでしょう。なんとなく緊張感あふれる
空気が感じられました。
四書五経を勉強していたようで、真ん中が孔子様だそうです。江戸時代ですから中国の
学問を中心に学んでいたようですが、のちには洋学も勉強したそうです。教えるほうも
学ぶほうも、ひたむきに打ち込んでいたことでしょう。
鎖国していたから、資料もなかなか集まらなかったことでしょう。いまは恵まれすぎて
いてスミマセン。。。
ここは8棟あったそうですが、いまは2棟しか残っていません。明治に入ったら
取り壊されちゃったんだってさ。
地面には霜が降りていました。ザクザク音を立てて歩くのは久しぶり。
敬虔な気持ちにさせてもらいましたー。
すごく大きな柿の木。
少しアップにしないとね。
お城の門だけが残されていました。なんか悲しい遺跡です。
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