さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

進徳館

2018年12月29日 | 関東甲信越



空は澄みわたり風は冷たい。柿の実が鈴なりだ。



高遠城址のはずれにあったのが「進徳館」。江戸末期に建てられた藩学校です。



高遠の藩主、内藤頼直が「興国の基礎は藩士を要請するにあり、藩士を養成するには
文武を奨励するより先なるはなし」と、子供たちに学問と武術を教える学校を作った
そうです。



武士の子供たちが住み込んで、熱心に勉強したのでしょう。なんとなく緊張感あふれる
空気が感じられました。



四書五経を勉強していたようで、真ん中が孔子様だそうです。江戸時代ですから中国の
学問を中心に学んでいたようですが、のちには洋学も勉強したそうです。教えるほうも
学ぶほうも、ひたむきに打ち込んでいたことでしょう。



鎖国していたから、資料もなかなか集まらなかったことでしょう。いまは恵まれすぎて
いてスミマセン。。。



ここは8棟あったそうですが、いまは2棟しか残っていません。明治に入ったら
取り壊されちゃったんだってさ。



地面には霜が降りていました。ザクザク音を立てて歩くのは久しぶり。



敬虔な気持ちにさせてもらいましたー。



すごく大きな柿の木。



少しアップにしないとね。



お城の門だけが残されていました。なんか悲しい遺跡です。



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