地方都市を訪れて、あれば行くのが「郷土博物館」。入場料は100円だったりすることが
多いですが、ここは無料でした^^
入口すぐに、日本の戦闘機? なんで青梅に?
説明書きを読んでみると、戦時中、第二本帝国陸軍の重爆撃機「飛龍」が、何らかの
トラブルで青梅の山中に墜落したそうです。乗員12名は全員亡くなったとか。
山の中から回収されたエンジンの一部が展示されていました。なんか別に「郷土色」は
ないんだけどー。
おお、古い時計。こういうのがいいじゃんねー。
左の奥の企画展示室には、「絵画から見た青梅のお寺」ということで、青梅にあるお寺の
あまり上手とはいいがたい絵が並んでおりました。もうちょっと頑張れよーw
青梅のジオラマがありました。光っているのは何でしょう?(^益^)w
「山と川と橋」だってさ。。。 つい笑ってしまいましたwww 見ればわかるってw
青梅は寝具店が多かったらしいですね。このポスターの美しい女性が、一番見る価値が
あったかなー。
博物館の入口には注意書きがあって、「食べ物を持ち込むな」とかいろいろ書いてあり
ましたが、「水着で入るな」とありました。そんなやついるのか? あ~、たしかに
多摩川のすぐ横にあるので、夏に川で水遊びしてそのままで来る奴がいるのかい?
でもココ、誰にも合わなかったりするよ?
博物館の入口前には、梅の木がありました。そおか、「青梅」だもんなあー。
青梅にやってきました。だいぶ田舎ですが、赤塚不二夫と関係あるの?何やらあちこち
「街おこし」に熱心な空気を感じます。
こんなお祭りがあるわけね。
駅から南へ向かうと、住宅街を抜けて川に出ます。これが多摩川だったとは。
橋を渡ると、突然驚くようなでっかい宿泊施設が。「かんぽの宿」だそうです。
はは~ん。こんな観光地でもないところに、採算を考えればフツーこんなでっかい
ホテルは建ちませんよね。赤字のリスクもなんのその、親方は郵政省だもんだから、
天下り先ができるならどんどん作りましょ、とできたのが全国の「かんぽの宿」。
土建屋さんは儲かり、発注する権限を持つ政治家や官僚は甘い汁を吸い、公務員は
天下り先が確保でき、近所の人たちは働き場所が増えるし地元にも金が落ちると期待。
最初はいいことづくめ。膨大な赤字が問題になれば、売却で黒い噂がありましたなあ。
私は親戚のつきあいで、一度だけ群馬県のかんぽの宿に泊まったことがあります。
およそ客商売をやってはならない連中がとんでもない運営をしていて、伝説となる
最悪の宿でした。青梅のココは、どんな感じなんでしょ。
多摩川の川べりには、まったり過ごしている人たちが見えました。
釣りをしている人もいました。釣れるのかしら?
公園の片隅に、旧宮崎家の住宅がありました。青梅の山村から移築したもので、
重要文化財に指定されています。
いやあ、憧れますねー。ほしい!と思っても、こういうのは文化財指定ですからね。
管理人のおばさまが、「蜜蝋」がありますよ、と教えてくれました。
アップにするとこう。働きハチの腹から分泌される液体でできるそうです。化粧品に
使われるとか。
屋根はミニチュアの盆栽みたいになっているところも。右は楓ですね。
縁側に座ってひと休み。縁側っていいよね。スイカを食べたり一服したり。
新幹線に乗る前に、「ぽんしゅ館」に寄りました。ここは駅に隣接しており、なんと
新潟の93の酒蔵の品を利き酒できるのです。カウンターで500円を払うと、コインを
5つと御猪口を渡してくれます。
そして御猪口をここに乗せ、コインを入れると一杯分出てくるのです。しかしこれだけ
あると、どれを選んでいいのか途方に暮れる。八海山といった有名で飲んだことのある
やつはもちろん避ける。一杯目はCOWBOYなんてやつを選んでみました。
う・うまくない。。。
おいおい、カウボーイは人気7番目なのかぁ?
下にあるのが塩。これが日本中のみならず、世界中の塩が並んでいる。こっちはタダ^^
うむ、うまくない酒だった場合、塩を舐めるとよい(^益^;
アイルランド産やら、イスラエル産やら、いろいろな塩を試してみました。
おうっ! な~んだ、裏のほうに、こんなコーナーがあるじゃないかぁ。
こっちを利き酒させてよ。コイン3枚入れろ、でもいいからさぁ~。だって、高い酒
こそ、味を見てから買いたいじゃないですかー。
腹が減っているのにアレコレ飲んでいると酔っ払っちまう。まだ午前中だってのに。
というわけで、お食事コーナー「爆弾おにぎり」のほうにやってきました。
こちらでは南魚沼産コシヒカリのおにぎりが食べられます。さらに酒のカウンターで、
純米吟醸酒飲み比べセットも♪ こっちのほうが酒は旨かった^^
さてさて、これで宇都宮~会津若松~新潟と巡る酒の旅は終わりました。帰りは新幹線。
早いのう。
今度は各駅停車で水上を通過して、温泉を巡りながらやってきたいですなあ。
というわけで、ぽんしゅ館で一番高いやつ、「YK35」北雪を買ってきました。
KY?いやいや、Y=山田錦、K=協会9号酵母、精米歩合が35%の大吟醸だ
そうです。究極の贅沢品というわけで、「芳醇な香りと濃厚な味わいのハーモニー」
なんていうので楽しみに買ってまいりました。
それとむかし「幻の銘酒」とありがたがられた「越乃寒梅」です。
結論から言いますと、どちらも上品に造られていますが、どちらもお値段がなあ。
酒というのは、甘さ、辛さ、香り、喉ごし、クセ、沢山の特徴の組み合わせがあり、
それがこちらの好みに合うかどうかの問題がありますから、もう永遠の探求の旅です。
さらに土地の風土を思わせる肴との組み合わせ、そして飲むときの店の空気、人の
雰囲気。それらがすべてうまく融合されるとき、忘れられない経験となるのです。
さきち・の酒飲みひとり旅は、これからも続きます。(^益^)b
新潟最後の夜です。人気の「喜ぐち」は、2日連続で「貸し切り」ときたもんだw
繁華街をぶらつくが、新潟は都会過ぎてちょっとギラギラしすぎ。
ネットで新潟市1番人気の店に行ってみる。ランキングは俺の趣味に合わないが、
「はずれ」もないだろう。行ってみると、さすがに酒の品ぞろえはいい。
刺身も新鮮。酒も飲み比べセットを楽しむ。
酒○、肴○、店員の態度○。なのに何でしょう、この落ち着かないアウェー感?
まずぎっしりつまったお客たち。若い。若者向けの店なんですね。あ~だからネットの
評価が高くなるんだ。年寄りは「ランキング」なんてのに参加してませんからね。
店員は好感の持てる、気遣い細やかな青年。文句のつけようがないわけだが?
あ~、でも、俺が繰り返し行く店は、「仕事」でやっているというより、「好き」で
やっているようなところなのです。だから勤務時間だとか休日だとかにこだわらず、
何歳になろうが店に立つのが人生だと思っているような人たちのところ。そもそも
働いていること自体がとても楽しそう。だから効率だとか利益とかいったものは
もちろん重要でも、最重要ではない。なので居心地がいいような気がする。
そんなことを考えさせられる、欠点のない人気店でした。
んで、寂れた雰囲気でジジーのやっているような店を探したわけだが、なかなかナイ。
大都市新潟の駅に近い繁華街だからなあ。週末ということもあり、よさげなところは
カウンターが満席だ。結局入ったのは、ホテルの前にあった寿司屋でした。
地酒もあったし、イカの沖漬けなんぞは極上品だったぞ。まあ大箱の店のわりには
空いていて、カウンターでぽつりと座ることになったのだが。
ちょっと満足感の少ない新潟最後の夜でした。今度来るときには、また違う店を
試してみないとね^^;