「今、京橋です。そちらで1人食事をお願いできますか?」
「勿論、大丈夫ですがお料理をお決め下さいますか?」
「鴨でお願いします!」
鴨
「折角ですから、今しか食べられないとても美味しいおおちやまくじら(イノシシ)はいかがですか?」
「では、それで」
お見えになったお客様は大阪フィルのチェロ奏者、近藤浩志様のファンの方。
「今回コンサートに行けないので、食事をどうしても食べたくなって」
「音楽を聴きたいので、こちらにいらしていたのでは」
「勿論、近藤様のチェロの素晴らしさに魅せられて来てますが、 近藤様の音楽に対する愛情と同じで、こちらの料理には一つ一つの食材に対する 愛情と優しさが感じられ、とてもおいしいので矢も立ても溜まらず」
何という嬉しい言葉
お奨めしたイノシシは勿論すべてのお料理を、お皿を拭う様に召し上がって下さいました。
こう言ったお褒めの言葉を糧にして、シェフの料理は成長してきたんだな~
は次はもっとおいしいものを
人は褒めて育てるのが大事 子育て中のお母様もネ