このブログを見ている数少ないひとりの 会社の若いのが
「忍者ってオイルのドレンが2ヶ所あるんですか?」と聞いてきました。
私の忍者は1000RXベースのエンジンに換装されているので
オリジナルの900忍者とはオイルパンが違うかもしれません。
実は1000RXのエンジンも前期型と後期型ではオイルパンの形状が違います。
今積んででいるのは後期型のエンジンなので 前側のドレンが奥にありますが
前期型はもっと下側に飛び出していたような気がします。
前にも書いたと思うんですが、私は安い4輪用鉱物油を使っています。
はっきり言うと、ホームセンターの安売りで4L1000円以下で手に入ります。
でもオイルのグレードは、忍者が発売された当時のレベルだと最高級のグレードです。
良いオイルって何でしょう?
当時、新車に付いてきた取説に記載されている推奨オイルは
その4L1000円のオイルよりかなり下のグレードです。
オイルのグレードはエンジンの設計者が選定したはずです、
同じ設計を仕事としている者として 安くて何か問題があるとは思えません。
ネットでググルと 忍者には高いオイルを使うようにと皆さん書いています。
有名なブランドの科学合成油がいいとか、安いオイルは駄目だとか
安いオイルは 忍者系エンジンの欠点「カムかじり」が出やすいとか
言っている根拠がよく理解できません。
私の忍者のエンジンは、1000ccの1基目が
新車でGPZ1000RXを買って、RXと忍者で10万キロ以上乗りました。
その間、オーバーホールはしていません、1回だけタペット調整しただけです。
安い四輪用オイルで10万キロ乗った後にチェックしましたが
忍者系エンジンの欠点「カムかじり」は出ていませんでした。
2基目のベースにしたエンジンは、オーバーホールして1万5千キロ程度という物を
個人売買で手に入れました、程度を見ても間違いないでしょう。
カムとロッカーアームはオーバーホール時に新品にして
有名なブランドの科学合成油を2000キロごとに交換していたということです。
積んであった車体を見ても、大事にされていた感じだったし
エンジンの中に残っていたオイルを見ても 間違いない感じでしたが
そのエンジンはしっかり「カムかじり」が出ていました。
要するに、カムかじりの原因はオイルではないということです。
皆さんがあまり気にしていない事で 機械の設計者として気づいた事を
ひとつだけ書いておきます。
科学合成油と鉱物油
ほとんどの方が 値段が高い科学合成油の方が全て良いと勘違いされていますが
そもそもベースオイルの組成が違うので それに対応するゴムの材質が違います。
鉱物油でしたら、一般的なオイルシールやOリングに使用されている
安価な二トリルゴム(NBR)で充分シールできますが
科学合成油は二トリルゴムを侵すので使用できません。
代わりにフッ素ゴム(バイトン)製のオイルシールやOリングが必要になります。
忍者のエンジンは 初期型だと20年以上前のものです。
当時は科学合成油がほとんど無かったのでは…?
その時代に 科学合成油対応の高いゴムを使っている訳はないでしょう。
自分のマシンの年式を考えて、科学合成油が使える仕様になっているかを
値段より先に気にするべきだと思うのですが。。。
「忍者ってオイルのドレンが2ヶ所あるんですか?」と聞いてきました。
私の忍者は1000RXベースのエンジンに換装されているので
オリジナルの900忍者とはオイルパンが違うかもしれません。
実は1000RXのエンジンも前期型と後期型ではオイルパンの形状が違います。
今積んででいるのは後期型のエンジンなので 前側のドレンが奥にありますが
前期型はもっと下側に飛び出していたような気がします。
前にも書いたと思うんですが、私は安い4輪用鉱物油を使っています。
はっきり言うと、ホームセンターの安売りで4L1000円以下で手に入ります。
でもオイルのグレードは、忍者が発売された当時のレベルだと最高級のグレードです。
良いオイルって何でしょう?
当時、新車に付いてきた取説に記載されている推奨オイルは
その4L1000円のオイルよりかなり下のグレードです。
オイルのグレードはエンジンの設計者が選定したはずです、
同じ設計を仕事としている者として 安くて何か問題があるとは思えません。
ネットでググルと 忍者には高いオイルを使うようにと皆さん書いています。
有名なブランドの科学合成油がいいとか、安いオイルは駄目だとか
安いオイルは 忍者系エンジンの欠点「カムかじり」が出やすいとか
言っている根拠がよく理解できません。
私の忍者のエンジンは、1000ccの1基目が
新車でGPZ1000RXを買って、RXと忍者で10万キロ以上乗りました。
その間、オーバーホールはしていません、1回だけタペット調整しただけです。
安い四輪用オイルで10万キロ乗った後にチェックしましたが
忍者系エンジンの欠点「カムかじり」は出ていませんでした。
2基目のベースにしたエンジンは、オーバーホールして1万5千キロ程度という物を
個人売買で手に入れました、程度を見ても間違いないでしょう。
カムとロッカーアームはオーバーホール時に新品にして
有名なブランドの科学合成油を2000キロごとに交換していたということです。
積んであった車体を見ても、大事にされていた感じだったし
エンジンの中に残っていたオイルを見ても 間違いない感じでしたが
そのエンジンはしっかり「カムかじり」が出ていました。
要するに、カムかじりの原因はオイルではないということです。
皆さんがあまり気にしていない事で 機械の設計者として気づいた事を
ひとつだけ書いておきます。
科学合成油と鉱物油
ほとんどの方が 値段が高い科学合成油の方が全て良いと勘違いされていますが
そもそもベースオイルの組成が違うので それに対応するゴムの材質が違います。
鉱物油でしたら、一般的なオイルシールやOリングに使用されている
安価な二トリルゴム(NBR)で充分シールできますが
科学合成油は二トリルゴムを侵すので使用できません。
代わりにフッ素ゴム(バイトン)製のオイルシールやOリングが必要になります。
忍者のエンジンは 初期型だと20年以上前のものです。
当時は科学合成油がほとんど無かったのでは…?
その時代に 科学合成油対応の高いゴムを使っている訳はないでしょう。
自分のマシンの年式を考えて、科学合成油が使える仕様になっているかを
値段より先に気にするべきだと思うのですが。。。