千里山ブラウズ

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パナソニック株式会社

2008-10-03 15:44:12 | Weblog

 今月1日から松下電器産業が社名変更(統一)によりパナソニック株式会社になるということで、阪急梅田駅の階段広場の円柱広告はもちろんですが、よく利用するヨドバシカメラのエスカレーター脇の壁広告も、全てが「パナソニック株式会社」の社名変更キャンペーンで埋め尽くされていました。今後その事業拡大を考えた場合に、これまでの国内市場型の売り上げ比率では限界があり、海外市場を見据えたブランド展開を本格的に打ち出したものです。
 経済TVニュースのコメンテーターなども言われていましたが、ソニーやホンダと並ぶ大きな企業ではあるものの、海外市場での位置づけは必ずしも比例したものとは言えなかったようで、ブランドの世界知名度ランキングでも前の2社が1桁代であるのにパナソニックは5.60位辺りに低迷しています(それでもすごいことなのですが)。そしてそれは国内・外の売り上げの比率にも表れており、前の2社とは逆転しているデータがテレビ解説にも紹介されていました。
 逆に見れば、それだけ従来のパナソニックの国内戦略が優れていたということも言えるわけで、優秀な人材と総合的なノウハウを持っている企業ということができるでしょう。またそれだけ飛躍する余地が前2社に比べて大きく残されているということも言えます。近年の時代の転換点にあって一時業績が著しく落ち込み、危機的状況の中で改革に取り組まれ「V字回復」と賞される復活を成しつつある底力は相当なものです。海外市場に明確に軸足を移した今後のパナソニックに、同じ大阪の住民として大きな期待を寄せるものです。おそらく着実に世界に向かってその実力を発揮していくことでしょう(お金があれば今の内に株を買っておくのですが‥‥)。

※ ナショナル・ブランドが付けられた商品で、一部でコレクション価値が言われているようです。店頭でもどちらかと言えばナショナルを買っておこうというお客もいるようです。直接の関係者でなくとも、無くなると思うと何か寂しい思いがしてきます。