世界の民間や企業の消費と投資が落ち込む中で、景気対策としては大型公共投資しか選択肢は無く、各国の政策も概ねこの方向に向かわざるを得ないようです。その多方面の効果がどのくらいの期間を経て、景気回復の兆しが見えてくるのかは未だはっきりとは分かりませんが、願わくば保護主義的に陥ることの無いように世界の指導者には調整して貰いたいと思います。
麻生首相は当初「全治3年」と言われていましたが、もっと長く5年くらいは掛かると予想する人も多いようです。しかし一方、ゆっくりと沈んでいった不景気は回復も同じように遅いが、今回のように急激に進む不況はいわゆるV字回復する可能性もあると書く評論家もおられます。その期間の長短は僕らには大いに気になるところですが、将来の回復した世界がどのような変化をしているのかということも、経済の構造転換なども含め中長期的な視野で見ていかなければならないと思います。
※ 写真は最近よく飲むエスプレッソ・マキアートですが、カフェにお願いして砂糖抜きにして貰っています(甘い考えや見通しはしばらく控えめに‥‥)。
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