GSと同時代に活躍した加山雄三さんや松崎しげるさん、そしてエレキギターの寺内タケシさんなどの出演・コラボ演奏もありました。またビートルズ・ナンバーも歌われましたが、知らない曲もかなりあって僕は当時やっぱり子供だったのだなと思います。想えば一人で汽車に乗って隣町のレコード屋さんに行き、スパイダーズの『夕陽が泣いている』を買って帰ったのが初めてのレコードでした。その後流行となるミリタリールックで決めたマチャアキを始めとするメンバーのジャケット写真を今も憶えています。
プロが作り聴いて楽しむだけだったポップスが、その後オリジナルなカレッジ・フォークやニューミュージックなどに発展し、また日本発のカラオケ文化なども世界中に産み出して、現在の百花繚乱な音楽シーンに繋がっています。僕も多くの素晴らしい楽曲に影響と刺激を貰いながら、長い間飽きることなく歌づくりを続けてきたものだと改めて振り返りました。