続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

困惑①

2012-09-27 06:35:16 | 日常
 チャイムが鳴ったので出て見ると、KAさん。ひどく急を要するといった風で「Aさんはいるだろうか」と言う。
 どうやら隣のマンションに住むAさんのことらしい。
「Aさんに何の用があるの」と言いながらAさんのところへ・・・チャイムを押したけど留守の様子返事がない。

「Aさんに何の用事なの」と再び聞くと、うちに来る姉さんと親しいから、姉さんの電話番号を教えた貰いたいと思って」という。
「だって、姉さんて、息子さんの彼女でしょ。直接聞いたら?」
 姉さんは90を越えたKAさんの息子さんの通い妻風の女、たまに出入りを目にすることがなくもない。

「わたしに『印鑑を貸して』っていうから渡したら、もう三日になるけど返してくれないんだよ。通帳はもうとっくに取られているし・・・」
「ええっ、なんでハンコなんか渡したの!」
「だって、『ちょっと貸して』って言うから、すぐ返してくれると思って」と、KAさん。

「じゃ、Aさんは関係ないのね」
「うん、なんか親しそうに話しているから、電話番号知っているかと思って」
 Aさんはコンビニに勤めている、たんに店員と客の関係でしかないと思うけど・・・。
「Aさんに聞いたりしても無駄だよ、電話番号が分かったとしても『知らない』って言われればそれまででしょ。直接息子さんに聞きなさいよ」
「息子はすぐ怒るんだよ」
「怒ったって、親子じゃない。大事な印鑑のことだもの、聞かなくちゃ」


 ・・・延々続くKAさんのパニック。
「困ったな、年金を下ろされたら。それでなくてもお金を抜かれているのに。一枚しかないときは抜かないんだけどね・・・」

 KAさんの息子の女は確かに図々しい感じの逞しい水商売風。


 だからって、わたしが中に入ったら、もっと図々しいでしゃばり女になってしまい、収拾が付かなくなる。
(困ったな)

 

 こうして、しばらく話しているうちに、 KAさんは手提げのバックから財布を取り出し中を検証・・・
「ああ、届けを出したほうの印鑑はあったよ。こうして財布に紐で縛り付けておいたから。渡したのは認印だったんだぁ。ああ、良かった!この手提げだけは肌身離さず持っているんだ」



「・・・」

『ひのきとひなげし』3。

2012-09-27 06:28:22 | 宮沢賢治
「そして向ふに居るのはな、もうみがきたて燃えたての銅づくりのいきものなんだ。」
「いやあだ、お日さま、そんなあかがねなんかぢゃないわ。せだけ高くてばあかなひのき。」ひなげしどもはみんないっしょに叫びます。

☆講(はなし)の意(内容)の念(考え)は、等(平等)の実(まこと)の公(正しい)教えである。

『城』1046。

2012-09-27 05:53:48 | カフカ覚書
が、おびただしい書類がごっちゃになったままなので、もとどおりにしまいこむことができない。そこで、どうやら助手たちが名案を思いついたらしく、いまその実行にかかっていた。

 書類/Akt→Acht/追放。
 ~する(成功)/gelungen→gelangen/訴える。

☆が、おびただしい追放が無秩序になったままなので、訴えることが出来なかった。そこで、助手たち(頭脳、知覚)は、たぶん思い出したことを実行しようとした。