続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

困惑②

2012-09-28 06:25:44 | 日常
 KAさんは再びやって来て
「この袋の中にはハンコを二本入れてあったんだ、どっちが届けたほうのハンコだったかが分からないから郵便局へ行って聞いてみようと思っている」という。
「セブンイレブンでは郵便局も扱っているだろう、だからそこへ・・・」

「お金の出し入れだけで、ハンコの事までは分からないよ」と説得。
「そうかねぇ、どうしたらいいのかねぇ」

「昨夜、息子にお姉さんにハンコを持っていかれたことを話したらすごく怒ってさ『姉さんを苛める気か』って怒鳴るんだよ」


 ああ、息子なんていうものは、親より惚れた女房に弱いのかもしれない。わたしも子供は二人とも息子、老いても気は確かに持たなくてはいけない。息子は必ずしも味方ではないということを肝に銘じて自立しなければ・・・。


「それで?」
「うん、息子が『年金を一緒にしよう』って言うから、何気なく『うん』って言ったけど・・・」
「じゃぁ、八月の振込みは郵便局に受け取りに行かなかったの?」
「息子が小遣いをくれたよ」「・・・」


「じゃぁ、ハンコなんて関係ないかもしれない。でも何か入用だから『貸して』って言ったんだねぇ」
「返してくれないんだよ・・・」


 延々外での立ち話・・・近所にもこの話はもれ聞こえたかもしれない、KAさんの声が大きいから。


 さんざん話した後、
「ああ、すっきりした!ひとりでくよくよしてても仕方ないけど、あんたに話したら気持ちが清々したよ。我慢して追い出されないように頑張るよ」
 そう言ったときのKAさん、泪を浮かべていた。

「・・・」

『ひのきとひなげし』4。

2012-09-28 06:12:57 | 宮沢賢治
 ところがこのときお日さまは、さっさっさっと大きな呼吸を四五へんついてるり色をした山に入ってしまひました。

 お日さまはジツと読んで、実。
 大きなはダイと読んで、題。
 呼吸はコ・キュウと読んで、孤、窮。
 四五へんはシ・ゴと読んで、死、吾。
 るり色はジキと読んで、自記。
 山はセンと読んで、潜。
 入ってはニュウと読んで、New/新。

☆実(真実)が題(テーマ)である。
 孤(ひとりぽっち)で窮(きわめる)死。
 吾(わたくし)の自記は潜んでおり、新しい(やり方である)。

『城』1047。

2012-09-28 05:54:35 | カフカ覚書
つまり、戸棚を床に倒して、すべての書類をつめこみ、つぎにミッツィもいっしょになって戸棚の扉のうえにすわりこみ、からだの重みでゆっくり押しこもうとしているところだった。

 戸棚/Schrank・・・闘いを挑む。
 床/Boden・・・(舟)底。
 ゆっくり/langsamm→Rang/階級。

☆闘いは(舟)底にすべての追放(者)をつめこみ、つぎに中道派もあわせて闘う愚人としてあてがい、階級を卑賤に追いやろうとしていた。