続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

身近な植物観察②。

2014-06-06 07:14:55 | 博物館講座
 芽吹く草の芽、青々とした葉、茎の先端の可愛い花。
 ただそれだけの風景をじっと見ていた幼い昔・・・今はずいぶん遠くへきてしまったけれど気持ちはやっぱり同じ、ぼんやりと遠く近く胸の中にずっと刻んでいたい草花へ想い。

 名前も知らない草花への恋慕・・・。

 そういう草花のことを教えてくれる講座があるのを知って参加したけれど、おぼつかない記憶力ゆえ、どうも判然としない。それでも、花の成り立ちを聞いていると、次第に沈黙した花の秘密が立ち上がってくる。
 昨日は花の形、構成、花の集まり(花序)、果実、種についての学習。

 確かにそれぞれの花にはそれぞれの約束があり、そのように成長し花は実になり種になり、子孫を残していく。すべては巡回し、未来へとつながっていく。

 光合成により供給される酸素で命をつなぎ、食を得ているわたし達の生活を考えるまでもなく多くの恩恵をもたらしてくれる植物の存在。眺め下ろすのではなく敬愛の念を持って植物に触れることの愉しさ。


 あいにくの雨天、傘を指しながらの観察となったけれど、濡れる新緑は初々しいまでの爽やかな景色。どくだみの白い花の群落、セリバキエン草の小さな紫の花・・・雨に咲く花の可憐さは、見慣れた風景を詩情あふれるものに変えて、改めて見入る観察者に和合。
 雨の日は必ずしもブルーでないことの証明でもあった昨日の植物教室、大森先生ありがとうございました。

『城』1645。

2014-06-06 06:35:14 | カフカ覚書
ー事実、そのとき助手たちがまたぞろ立ちあがって、ひとつには食べものがまだ残っているかどうかを念入りにしらべ、また、ひとつにはふたりがひそひそ話をしている理由をさぐろうとしているのを見て、フリーダは、ちょっと縮みあがってみせた。


☆実際、そのとき助手(脳、知覚)は再び回復して、試論の控えがあるかどうか調べた。また一方、早朝の星が現れるのを見て、幾人かの先祖は共に衝撃を受けたのである。