昨日のサークルで、Yさんは
「早いわ、六月だと思って驚いていたら、もう下旬・・・あっという間ね」と、落胆交じりのため息をついた。
「そうよねぇ、早いわ、早すぎるわ」と、Kさん。
わたしも傍らで大きく肯いた。
そこへしばらくお休みをしていたOさんが現れた。
「いやぁ、検査したらサ、癌だっていうの。5個ばかり内視鏡で除去したけど、転移がないかって又入院になりそうだから、しばらくお休みします」と、驚くべきことを言った。「娘なんか大泣きしちゃってさぁ」といい、若干の笑みを隠した。
「まぁ、ステージ1だって言うから心配はないと思うけど」と言ったら、
「うちなんか、骨に転移しているから手術は無理って言われているわ」と、Yさん。
「うちはステージ3だったけど、開腹手術でもう八年経ったわ・・・でも」と、わたし。
「うちなんか、あっという間の出来事だったわ」と、亡きご主人を偲んだKさん。
「まったく、癌は多いわ・・・」と、Yさんはいい、「でも、何でも前向きに考えて、くよくよしないことね」と、きっぱり。
癌の人もそうでない人も、六十、七十の坂を越えると不調を訴えることが多い。
この世の事は、夢幻と思えば、何のことはない。
浅き夢みし・・・。
刻々と、足早に時は過ぎて行く。
(「早いわ、早すぎるわ」なんて言いながら、現世に別れを告げる日はそんなに遠くないかもしれない)
「早いわ、六月だと思って驚いていたら、もう下旬・・・あっという間ね」と、落胆交じりのため息をついた。
「そうよねぇ、早いわ、早すぎるわ」と、Kさん。
わたしも傍らで大きく肯いた。
そこへしばらくお休みをしていたOさんが現れた。
「いやぁ、検査したらサ、癌だっていうの。5個ばかり内視鏡で除去したけど、転移がないかって又入院になりそうだから、しばらくお休みします」と、驚くべきことを言った。「娘なんか大泣きしちゃってさぁ」といい、若干の笑みを隠した。
「まぁ、ステージ1だって言うから心配はないと思うけど」と言ったら、
「うちなんか、骨に転移しているから手術は無理って言われているわ」と、Yさん。
「うちはステージ3だったけど、開腹手術でもう八年経ったわ・・・でも」と、わたし。
「うちなんか、あっという間の出来事だったわ」と、亡きご主人を偲んだKさん。
「まったく、癌は多いわ・・・」と、Yさんはいい、「でも、何でも前向きに考えて、くよくよしないことね」と、きっぱり。
癌の人もそうでない人も、六十、七十の坂を越えると不調を訴えることが多い。
この世の事は、夢幻と思えば、何のことはない。
浅き夢みし・・・。
刻々と、足早に時は過ぎて行く。
(「早いわ、早すぎるわ」なんて言いながら、現世に別れを告げる日はそんなに遠くないかもしれない)