続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

「早いね、」「早すぎるわ」

2014-06-21 06:44:24 | 日常
 昨日のサークルで、Yさんは
「早いわ、六月だと思って驚いていたら、もう下旬・・・あっという間ね」と、落胆交じりのため息をついた。

「そうよねぇ、早いわ、早すぎるわ」と、Kさん。
 わたしも傍らで大きく肯いた。

 そこへしばらくお休みをしていたOさんが現れた。
「いやぁ、検査したらサ、癌だっていうの。5個ばかり内視鏡で除去したけど、転移がないかって又入院になりそうだから、しばらくお休みします」と、驚くべきことを言った。「娘なんか大泣きしちゃってさぁ」といい、若干の笑みを隠した。
「まぁ、ステージ1だって言うから心配はないと思うけど」と言ったら、
「うちなんか、骨に転移しているから手術は無理って言われているわ」と、Yさん。
「うちはステージ3だったけど、開腹手術でもう八年経ったわ・・・でも」と、わたし。
「うちなんか、あっという間の出来事だったわ」と、亡きご主人を偲んだKさん。

「まったく、癌は多いわ・・・」と、Yさんはいい、「でも、何でも前向きに考えて、くよくよしないことね」と、きっぱり。

 癌の人もそうでない人も、六十、七十の坂を越えると不調を訴えることが多い。
 

 この世の事は、夢幻と思えば、何のことはない。
 浅き夢みし・・・。

 刻々と、足早に時は過ぎて行く。
(「早いわ、早すぎるわ」なんて言いながら、現世に別れを告げる日はそんなに遠くないかもしれない)

『ポラーノの広場』373。

2014-06-21 06:35:32 | 宮沢賢治
「ちょっと見て呉れ。」と云ひました。アーティストたちは、あるいは戸口に立ち、あるいはたき火のそばまで行って、外の景色をながめてゐましたが、この時大急ぎでみんな私のうしろに集まりました。


☆現れる語(ことば)の運/めぐりあわせに拠る講(はなし)である。
 律(物事の基準になる決まり)は化(形、性質を変えて別のものになる)の考えで継(つないでいく)式(やり方)である。 
 二つの題(テーマ)を究(つきつめ)、詞(ことば)修(ととのえる)。

『城』1659。

2014-06-21 05:58:52 | カフカ覚書
そして、ちょうど一同が服を着はじめたとき、女教師のギーザ嬢が教室の入り口のところに姿を見せた。ギーザは、ブロンドの髪をし、背が高く、美人であったが、からだの線がいくらか硬かった。


☆そして、ちょうど教訓(戒め)としての亡霊が再び現れたように思われた。先祖は黄金であり、偉大に見えたが、いくらか強烈な霊媒のもくろみがあった。