続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

自明の理。

2014-06-29 06:59:39 | 日常
 たまに「何も食べないのに太るの」という人がいる。黙って聞き流しているけれど、食べずに太るというのは、そういう気分に過ぎない。

 「太っている人ってすごいわ、なんか向き合ってしゃべっているのに、彼女のお皿はいつの間にか空っぽなの」と少食で親を困惑させた従妹のAちゃんの驚愕。
 やっぱり旺盛な食欲ゆえの・・・。

 何回か同じ時刻の電車を待ち、見かけた女の人がいる。隅っこの同じベンチの端に腰掛け、コンビニの袋を開けサンドウィッチを二パック食べる、いつもパターンは決まっている。
 多分朝食なのかもしれないが、それにしても片隅でとはいえ、混みあう場所で食べ物を口にする勇気は強い欲求無しには出来ない芸当。当たり前のように非常に太めであることがわたしの胸を痛めた。(ああ、やっぱり食べれば太るのね)

 近所に「生活保護を申請しています」と言っていた一人暮らしの50才くらいの巨漢がいる、どうしているのかは知らないが見る間に痩せたのには、びっくり。「ぼくは、数日間何も食べないでいても平気です」なんて言っていたけど、(食べないと痩せるんだ)と、心底驚いてしまった。


 友人に「わたしは呆けても、徘徊はしないわ、だって太って今より歩けなくなっていると思うから」と言ったら、
「あら、うちのおばあちゃん、呆けたら痩せちゃって、歩けなかったのが歩き出してどこへでも姿を消して大変だったのよ」とのこと。

 痩せれば、足の不具合は解消されるんだ・・・そういえば整形の医師に、
「今の体重のままだと十年後には・・・」と忠告され、「・・・はい、気をつけます」と、きっぱり。


 ああ、自明の理、分かっているけど・・・。

『ポラーノの広場』381。

2014-06-29 06:43:09 | 宮沢賢治
 そのうちに、私は向ふの方から、高い鋭い、そして少し変な力のある声が、私の方にやって来るのを聞きました。

 私はシと読んで、此。
 向ふはコウと読んで、講。
 方からはホウと読んで、法。
 高いはコウと読んで、光。
 鋭いはエイと読んで、永。
 少しはショウと読んで、照。
 変なはケンと読んで、遍。
 力はリキと呼んで、力。
 声はショウと読んで、照。
 私のはシと読んで、志。
 来るはライと読んで、頼。
 聞きましたはブンと読んで、文。


☆此の講(はなし)には、法(仏の教え)の光がある。
 永(いつまでも続く)照(普く光があたる=平等)には、遍(あまねくゆきわたる)力(精神的な力)がある。
 照(普く光があたる=平等)を志す法(仏の教え)に頼む文(文章)である。

『城』1667。

2014-06-29 06:14:53 | カフカ覚書
オイル・サーディンの油とコーヒーの残りがながれだし、コーヒー・カップはこなごなに割れてしまったが、女教師は、そんなことにはいっさいおかまいなしで、すぐに片どけるのが小使の任務ですよと言わんばかりの涼しい顔をしている。


☆何よりもまず、引きつるような馬鹿話を読むと、ひどい馬鹿話の傷があった。、教示は罪過を見なくても、すぐに愚作として整理されるべきだという。