続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

そんなに頑張る(?)

2014-09-09 06:46:14 | 日常
 今回の風邪(声が出ない)の原因を探ると、夏の疲れと急激に冷え込んだ陽気のせいではないかと思う。
 つけて加えて、不調な身体を押して「歩こう会」に参加したこと、無理だったのかもしれない。歩いている最中に急を襲った声の激変、声帯の支障。

 小さな頭で考えてみる。あの場合「歩こう会」に参加しなくても、すでに不可避だったのではないかと。ならば、歩けただけ得をしたことになる。小さな小さな計算は答えを見出せない。


 昔、亡母の病室に若い女優さんが入院してきたことがある。ご主人が付き添い、心配する仲間で病室は溢れんばかり。彼女の華やかなオーラを傍観しているこちらには妬ましいほどだった。
 仕切られたカーテン越しに、花やメッセージカードが垣間見えた。
 手術後の彼女は順調に回復し、懸命に病院の廊下を往復し歩いていた。(ああ、よくなったんだ)あの丸い補助パイプのついた歩行器で汗がでるほど夢中で歩いている彼女を見ると、彼女が努力の人であることもよく理解できた。
 そんな夕べ、
「先生がね、わたしを見て・・・『そんなに頑張らなくてもいいのに』って仰るの。どういう意味?」と、ご主人に問い詰めた。

 カーテン越しの会話はそれきり聞えなかった。
 そして数日後、母の見舞いに病室へ行った時には彼女のベットはきちんと片付けられていた。


 何か懸命にやろうと心掛ける時、『そんなに頑張らなくてもいいのに』という非情な言葉が胸を過ぎる。それでも頑張った彼女の精神を輝けるものとしてわたしは胸に収めている。
 だから、だから・・・「歩こう会」に参加して、たとえ倒れても後悔はしないつもり。彼女のことを思い出した途端、なぜか、風邪も逃げていったような気がするし、声だって・・・頑張るわ。

『城』1731。

2014-09-09 06:23:48 | カフカ覚書
まもなく教師が出てきた。
「このいまいましい助手たちを入れてやりたまえ!」
「やつらは、解雇したんです!」と、Kはどなりかえした。


☆まもなく事件は起った。(事件に)巻き込まれている先祖の助手たち(脳、知覚)を起こしたまえ!」と、彼は叫んだ。
「あなたは死んだのではないか」と、Kは叫びかえした。