続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

「病院へは行ったの?」

2014-09-22 07:05:13 | 日常
 少しづつ話せるようになっている。まだかすれ声だけれど、相手に十分伝わるし、会話もできる。

 回復途上・・・今夏は眼科や皮膚科の医院に行ったけど、実際何のこともなく市販の薬で治癒は可能だったレベル。8月3日、歩いている最中、突然、声に変化を来した、しかし(いずれ治る)と信じて、耳鼻咽喉科へは行っていない。
 大体至近距離に耳鼻咽喉科がないのが不便で、ネットで探してみたけど、二つの医院はバスで行き、それから少し(かなり)徒歩で向かわなくてはならない所(面倒だな)と思って居るうち祭日などもあったりで、行きそびれている。

 それでも、何となく回復の兆し。一朝一夕というわけには行かないけど、薄皮を剥がすように声を取り戻している。

 親がこんなでも心配の欠片もない長男を脅かしてやろうと昨夕電話をかけてみた。(内科の病だと分からないことも、声帯の支障は電話で判明するはず)

「お母さんだけど、もう一ヶ月も声が出ないで今日やっと声が出たから電話してみたの」と弱々しいトーンで話を膨らませてみた。
「そう・・・病院へは行った?」
「ううん、でもそのうち治ると思うから・・・」と、やっと声を出しているといった感じで会話。
 いつもなら「じゃぁ」というと「じゃぁ」と、即電話を切る息子、受話器を耳に当てていると何か言っている。
「お医者さんに行ってよ!」と。

「うん、ありがとう。その言葉だけで治りそうだよ。大丈夫だから安心して」と言って受話器を置いた。


(親は何時までも元気だと思うなよ!)そう言ってやりたかった。(わざわざ電話までして子供に心配をかけさせる親がどこにいるんだ)・・・ばかな母親。

 細い絆を放すまいとする母の哀れを察して欲しい。

『ポラーノの広場』456。

2014-09-22 06:55:51 | 宮沢賢治
「ふう。秋になったねえ。」わたくしは大きく息をしました。ファゼーロがいつか上着は脱いでわきに持ちながら
「途中のあかりはみんな消えたけれども・・・」おしまひ何と云ったか風がざぁっとやって来て声をもって行ってしまひました。


☆終(命の終わり、死)が題(テーマ)である。 
 束(自由を奪い)傷(心をいためる)鬼(死者の魂)を奪う字の図りごとを注(書き記す)。
 章(文章)を化(形、性質を変えて別のものになる)の運(めぐりあわせ)は、腑(心の中)の雷(神なり)であり、照(普く光があたる=平等)の講(はなし)である。

『城』1744。

2014-09-22 06:49:41 | カフカ覚書
Kと同棲生活をはじめてからまだ何日にもならないのに、これほどやつれてしまったのである。酒場での仕事は、そうらくなものではなかったであろうが、どうやらそのほうがフリーダには適していたらしかった。


☆Kは共に生きる集会で十分だった。現場不在の結果(決定)は軽いものではなかったが、ありそうな死の話でもあった。