続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

思いがけない言動。

2014-09-15 06:37:26 | 日常
 自分が傷つけられるのは何とか我慢し、忘れようと健気にも努力する。というか、事なかれ主義である。ゆえに、他人のことには決して軽口さえも叩くまいと緊張感を持って気をつけている、つもり。

 けれど、わたしは衝動的に言葉を発する。間髪入れず何かを言う。言ってしまった後に(ああ、申し訳ない。でも悪気はないの)という言い分けは通用しない。
 本質的に他人に対し悪意を抱かないことを旨として暮らしている、善意の人間だと自負している。(なのに・・・なぜ?)


 いつも拝見している『楽しいスケッチ』さんのブログ、歯の衰退を嘆き、処方を考えているという自身のコメントがあった。
《いつも見上げて驚嘆してばかりの彼の綻び》

(フフフ・・・彼にも弱点が・・・》こみ上げる小さな優越(?)

 そして、「歯が丈夫であることが秘かな自慢です」と書かなくてもいいようなことをコメントしたわたし。(実に情けない)書いたことは消せないシステム。
 これが本性なのだろうか、このいじましくも悲しい失笑にあたいするコメント。
『楽しいスケッチ』さんは雲の上の人である。すばらしい観察眼を証明する達筆、並の人ではない!常々感じている怖ろしいまでの敗北感。重く鈍く頭を押さえつけられている。
(こんなすごい人・・・足元にも及ばないどころか、消えてなくなるしかないわたし)

 そのわたし、彼の漏らした弱音に(フフフ・・・)と衝いて出たプチ自慢。
 自分がこんなにまで卑しい人間だとは知らなかったよ・・・。

 
 ああ恥ずかしいわたし。

『城』1737。

2014-09-15 06:19:15 | カフカ覚書
しかし、彼らは、長くはそこにとどまっていなかった。不安な気持に駆られてあたりをとびまわりたかったのだが、この深い雪のなかでは、そういうわけにもいかなかった。


☆長くは来世にとどまっていられなかった。不安な気持ちに駆られて、あちこちとびまわりたかったが、この深い(とんでもない)馬鹿話にあっては、それもできなかった。