続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ありがとうございます。

2017-04-01 07:25:48 | 日常

 ラジオ体操に通っている。至近ということもあるけれど、劣化・転落、急降下の身体に少しでも歯止めをかけたいという一念である。

 「歩こう会」の仲間も居住地の近くなどで参加していると聞く。
 でも…いくら参加しても参加のご褒美なんてもらったことがないという。

 そうだよね、わたしが40回毎にいただく参加賞は、開催事務所の方々のご厚意によるもので請求できる立場ではない。重々承知しているけど、ありがたく嬉しく頂戴している。
 今回も「季節外れで申し訳ないんですが…」などと手渡してくださったけど、(いいの、なんでもいいの)この年になると、お誕生日も忘れられているわたしなんだもの。

 ありがとうございました。


デュシャン『秘められたる音』

2017-04-01 06:55:12 | 美術ノート

 『秘められたる音』

 《ネジ留めされ真鍮版で挟まれた紐の玉》とある。
 この中に音が秘められているという、秘められているということは音がしていないということである。

 音というのは物体の振動が空気を振動させて伝わる波でありエネルギーである。
 ゆえに静止状態の物体において音は生じるべくもない。だから(秘められたる)という修飾語を被せたのだけれど、それにより《音》を想起させている。どんな音が生じるのか、あくまで想像の範囲での期待に過ぎない。

 つまり、《無から有を生じさせようとする力》を『秘められたる音』というタイトルで促しているのである。
 二枚の真鍮板により圧迫をあたかも受けているかのきっちり括られた紐の玉。圧迫(圧制)に苦悩する社会の悲鳴でも聞こえてきそうな感じがする。
 見る側の自由な音は千差万別の響きをもって伝わってくるかもしれない。
 『秘められたる音』というタイトルがなければ、音という聴覚よりも、重厚さや使用目的などの視覚からの情報の方が優先される物体である。

 デュシャンは常に《言葉と物》の関係を問うている。


(写真は『DUCHAMP』TASCHENより)


『注文の多い料理店』78。

2017-04-01 06:41:09 | 宮沢賢治

 犬がふうとうなつて戻つてきました。
 そしてうしろからは、
「旦那あ、旦那あ」と叫ぶものがあります。


☆顕(あらわれる)霊(死者の魂)の譚(はなし)である。
 汝(あなた)が、探(探し求める)ものは那(なんぞ/なにか)、経(経文)である。(あるいは教(神仏のおしえ)である)


『城』2597。

2017-04-01 06:31:37 | カフカ覚書

わたしたちは、父をかなしませないようにたいへん気をくばり、いろいろと下準備をととのえてから、お金の援助を打ち切らざるをえなくなった旨を伝えました。しかし、父は、あっさり聞き入れてくれました。


☆わたしたちは、大変大切に思うと同時に、死ぬことの解除を受け入れることに不審の念を抱きました。しかしながら、父(宿命)は予言に平和的だったのです。