続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)肋にかゝる。

2021-05-02 06:31:29 | 飯島晴子

   肋にかゝる跫音夏の榊採

 榊は神事に使用するご神木である。夏の榊、お盆…お墓に参ると、骨を分けた肉親の足音が身体の芯をたたくような親近感に打たれる。

 肋にかゝる(肋掛)はロク・カイと読んで、麓、懐。
 跫音はキョウ・オンと読んで、郷、穏。
 夏の榊採はカ、サカキ、サイと読んで、加、榊、彩。
☆麓(山のふもと)の懐かしい郷(ふるさと)は穏(落ち着く)。
 加(その上)榊の彩(美しい色どり)がある。

 肋にかゝる(肋掛)はロク・カイと読んで、録、誡。
 跫音はキョウ・インと読んで、教、院。
 夏の榊採はカ・サカキ・サイと読んで、和、榊、采。
☆録(文字に書き記し)誡(注意を与え)教(教え導く)。
 院(寺院)には和(なごみ)の榊の采(姿かたち)がある。

 肋にかゝる(肋掛)はロク・カイと読んで、禄、誨。
 跫音はキョウ・インと読んで、供、允。
 夏の榊採はカ・サカキ・サイと読んで、可、榊、采。
☆禄(さいわい)を誨(教え諭す)。
 供(神仏にそなえる)允可(許可された)榊を采(選び取る)。