草上に秋の醤油を垂らす琴主
草上はソウ・ショウと読んで、宗匠。
秋の醤油はシュウ・ショウ・ユと読んで、衆、照、由。
垂らす琴主はスイ・キン・シュと読んで、推、筋、趣。
☆宗匠(俳句などの師匠)は衆(大勢の人)を照(見比べること)を由(経て)推しはかるのは、筋(すじ)の趣(志すところ)である。
草上はソウ・ショウと読んで、層、章。
秋の醤油はシュウ・ショウ・ユと読んで、収、衝、愉。
垂らす琴主はスイ・キン・シュと読んで、遂、勤、取。
☆層(幾重にも重なる)章を収めると、衝(重要なところに出くわす)愉(楽しみ)がある。
遂(やりとげて)勤めて取(手に入れる)。
草上はソウ・ジョウと読んで、争、状。
秋の醤油はシュウ・ショウ・ユと読んで、醜、傷、諭。
垂らす琴主はスイ・キン・スと読んで、推、金、須。
☆争う状(ありさま)は醜く傷(心が痛む)。
諭(教え導くこと)は、推(ゆずることこそ)が金(美しく立派)であり、須(必要)であると。
草上はソウ・ジョウと読んで、葬、場。
秋の醤油はシュウ・ショウ・ユと読んで、愁、傷、諭。
垂らす琴主はスイ・キン・シュと読んで、衰、緊、修。
☆葬場(葬儀場)で愁傷(愁い悲しむ)。
諭(悟る/言い聞かせること)は、衰えることが緊(差し迫っていること)を修(学ぶこと)である。