goo blog サービス終了のお知らせ 

続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)碩草。

2021-05-29 07:33:04 | 飯島晴子

   碩草九月の火傷男ゐて

 河原の草地、夏も終わった九月、傷ましいほどの日焼けを残した男の寂寥。

 碩草はセキ・ソウと読んで、積、層。
 九月の火傷はキュウ・ガツ・カ・ショウ・と読んで、杞憂、合、禍、生。
 男ゐて(男居)はナン・キョと読んで、難、拒。
☆積(つみ重ねた)層(幾重にも重ねる)の杞憂(心配)。
 合わせて禍(災難)が(生じること)の難を拒む。

 碩草はセキ・ソウと読んで、戚、争。
 九月の火傷はク・ガツ・カ・ショウと読んで、懼、合、家、承。
 男ゐて(男居)はナン・キョと読んで、難、挙。
☆戚(身内)の争いを懼(畏れる)。
 合(いっしょになって)家を承(受け継ぐこと)の難しさを挙(並びたてる)。

 碩草はセキ・ソウと読んで、昔、想。
 九月の火傷はキュウ・ガツ・カ・ショウと読んで、旧、合、荷、衝。
 男ゐて(男居)はナン・キョと読んで、軟、挙。
☆昔の想(考え)は旧(ふるい)が、合わせて荷(身に引き受けること)が衝(重要)である。
 軟(しなやか)に挙(捉えることである)。


『飯島晴子』(私的解釈)肉声を。

2021-05-29 06:47:25 | 飯島晴子

   肉声をこしらへてゐる秋の隕石

 隕石(大気中で燃え切らずに、地上に落下した小惑星の破片)、宇宙の秘密、鍵を有しているが、無機質である鉱物が肉声を発することはない。
 内在する想い、不燃焼のまま人生の秋を迎えているとしたら・・・。

 肉声はニク・ショウと読んで、肉、少。
 こしらへてゐる(拵居)はソン・キョと読んで、存、距。
 秋の隕石はシュウ・イン・セキと読んで、衆、隠、戚。
☆肉(血縁)が少ないが、存(考えると)去(他所へ行き)距(へだてた)衆(多くの)戚(身内)がいる。

 肉声はニク・ショウと読んで、肉、衝。
 こしらへてゐる(拵居)はソン・キョはと読んで、存、拠。
 秋の隕石はシュウ・イン・セキと読んで、宗、胤、積。
☆肉(血縁)は衝(重要なこと)だと存(考える)。
 拠(よりどころ)の宗(一族の中心となる家、人)の胤(子孫)の積(つみ重ね)がある。

 肉声はニク・ショウと読んで、肉、称。
 こしらへてゐる(拵居)はソン・キョと読んで、尊、挙。
 秋の隕石はシュウ・イン・シャクと読んで、修、in、釈。
☆肉(内容のふくらみ)を称えることは尊い。
 挙(企て)を修(整えると)in(中に)釈(解らない部分や疑いがとける)がある。