碩草九月の火傷男ゐて
河原の草地、夏も終わった九月、傷ましいほどの日焼けを残した男の寂寥。
碩草はセキ・ソウと読んで、積、層。
九月の火傷はキュウ・ガツ・カ・ショウ・と読んで、杞憂、合、禍、生。
男ゐて(男居)はナン・キョと読んで、難、拒。
☆積(つみ重ねた)層(幾重にも重ねる)の杞憂(心配)。
合わせて禍(災難)が(生じること)の難を拒む。
碩草はセキ・ソウと読んで、戚、争。
九月の火傷はク・ガツ・カ・ショウと読んで、懼、合、家、承。
男ゐて(男居)はナン・キョと読んで、難、挙。
☆戚(身内)の争いを懼(畏れる)。
合(いっしょになって)家を承(受け継ぐこと)の難しさを挙(並びたてる)。
碩草はセキ・ソウと読んで、昔、想。
九月の火傷はキュウ・ガツ・カ・ショウと読んで、旧、合、荷、衝。
男ゐて(男居)はナン・キョと読んで、軟、挙。
☆昔の想(考え)は旧(ふるい)が、合わせて荷(身に引き受けること)が衝(重要)である。
軟(しなやか)に挙(捉えることである)。