続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『ポラーノの広場』461。

2014-09-27 06:38:56 | 宮沢賢治
「たうとう来たな。今晩は、いゝお晩でございます。」
 ミーロはわたくしに挨拶しました。みんなも待ってゐたらしく口々に云ひました。わたくしどもはそのまゝ広場を通りこしてどんどん急ぎました。


☆雷(神なり)は金(尊い)である。
 番(代わる代わる行う)判(可否を定め)相(互いに)察(明らかにする、よく見る)と、他意の考えの講(はなし)を運/めぐらせている。
 講(話)の常はTwo(二つ)を求めている。

『城』1749。

2014-09-27 06:28:24 | カフカ覚書
みんなわたしのためにしてくださっていることです。でも、わたしという女は、それに十分おむくいすることができないのです。
「そうじゃないよ」と、Kは、なぐさめるように片方の腕をフリーダのからだにまわした。「そんなことは、みんなつまらない、どうでもいいことで、ぼくは、すこしも気にやんでなどいないさ。クラムに会いたいというのも、なにもきみのためだけじゃないんだ。


☆決してお報いすることができません。いいえ、とKは言い、彼女の悲しみを慰めるようにし、そして、クラム(氏族)に会いたいというのもあなたのためだけじゃないんだ。

やっと・・・。

2014-09-26 06:45:18 | 日常
 何をするのも鈍い、愚図・・・そのうち諦めてしまう。(あの事は無かったのだ)という勝手な結論で忘却の箱へ処分してしまう。
 けれど、それでいいのか? わが身に関しては。小さな傷もやがて重症化、放置している内に取り返しの付かない結果に・・・妄想がわたしを追い立てる。

 それにサークルの仲間の人たちから「お医者さんには行ったの?」と聞かれるに違いない。身内からも責められている。
(もう治りかけているから大丈夫なの)
 そう口に出して、(ああ、この人は忠告には耳を貸さないのね。何を言っても無駄な人なのね)というダメージを持たれることも恐い。

 耳鼻科医院は遥か遠い所にある。(ちょっとバスに乗るだけ)


 ええい、仕方がない。至近にあるクリニックの内科で診てもらおうと、やっと決意。
 熱もなく、聴診器を当ててもノープロブレム、「咽喉が少し赤いですね、では薬を出しておきましょう。それで治らなかった場合は耳鼻科医院を訪ねて下さい」との診断。


 は~い、もう治っちゃいました。薬って利くんだなって、改めて感動。
 行かなくても治ったかもしれないけど、みんな心配してくれたのに頑固にお医者さんを拒否してみんなに引かれたら、そのほうの傷が修復できない。

 とりあえず、やっと・・・なんとか、自分に戻りつつあります。

『ポラーノの広場』460。

2014-09-26 06:33:59 | 宮沢賢治
今日は広場にはテーブルも椅子もありませんでした。たゞ一つのから箱があるきりでした。そのなかから見覚えのある大きな帽子円い方ミーロがこっちに出て来ました。


☆教(神仏のおしえ)を化(教え導く)の講(はなし)として帖(書付ける)。
 この意(考え)の試みは双(二つ)を逸(隠して)双(二つ)を現わして書くことである。
 題(テーマ)の謀(はかりごと)の詞(ことば)を掩(覆い隠して)兼ね、推しはかる雷(神様なり)である。

『城』1748。

2014-09-26 06:24:51 | カフカ覚書
あなたは、わたしのことをおもって、あの横暴な先生に頭を下げ、こんな情けない小使いの職も引受けなんとかクラムに会って話をしようと苦労なさっています。


☆あなたがわたしを顧慮し、圧倒的な空虚を検査し、このようなみじめな地位を引き受け、クラム(氏族)に会って話をしようと苦労なさっていることです。

衣替え。

2014-09-25 06:56:45 | 日常
 今朝の寒さ・・・心地よいと言うべきか・・・外は雨。
 起床して、ハタと迷った。昨日までの夏服では寒くないかと。(寒いばかりか街中を歩いたら奇異に映るかもしれない)
 では、何を着ればいいのか。夏服に着替える前にはどんな服を着ていたのか、思い出せない。箪笥を開けてみる。(いつの間にこんなに安物の服ばかりを買い込んだのだろう、判別が難しい同じ系統の衣服)

 服がないと言うわけではない。あるのだけれど、普段着として毎日着ていた服が思い出せない。着古したので処分したのだろうか・・・。思い出せないまま、いつか着るだろうと用意してあった新品(?)を引き出した。

 二枚ずつ揃える癖がある。それを毎日交互に着る習慣。そして来年のことを考慮して予め箪笥に用意する癖。
 それにしても同じような着衣の多いこと。買ったことを忘れて再び(これだわ)と、購入する。
 
 今朝、カーテン越しの棚に積まれた箱の中を確認していたら、今夏着るためにと去年用意した夏服が出てきた(来年の夏までお預けの衣服はそのままにして段ボール箱を閉じた)

 人生67年もの月日が経つと、衣類の整理が付かなくなる。もちろん個人的見解に過ぎないけれど、捨てよう捨てようとしてゴミの山のように重なっていく衣類を前に、「箸と茶碗と、今日着る服があればいい」と念仏のように唱えてみる。


 九月尽、十月は待っている。
 月日の速さに戸惑うばかり、「おかあさん、今日は何を着ればいいの?」子供に返って聞いてみたい。

 ああ、そうだ。お母さんどころか、わたしはもう、おばあさんだったのだと苦笑する。いつまで経っても迷い多い日常である。

『ポラーノの広場』459。

2014-09-25 06:41:09 | 宮沢賢治
だんだん近づいていくとその葉が風にもまれて次から次と湧いているやう、枝と枝とがぶっつかり合ってじぶんから青白い光を出してゐるやうなのもわかるやうになり、またその下に五人ばかりの黒い影が魚をとったりするときつかふアセチレン燈をもって立ってゐるのも見ました。


☆混ぜた講(はなし)である。
 要(かなめ)は普く字に弐(二つ)のことが有(存在する)ことである。
 私は詞(ことば)で号(さけぶ)。照(普く光があたる=平等)であると。
 魄(たましい)の考えを推しはかる。
 化(教え導く)語(ことば)の図りごとを告げる。
 永(いつまでも続く)御禱(いのり)の律が現れる。

『城』1747。

2014-09-25 06:15:55 | カフカ覚書
「そうよ」と、フリーダは言って、悲しげにあらぬ方を見つめた。「あのまま置いておいてくださるべきだったかもしれないわ。わたしなんか、あなたといっしょに暮す値うちのない女なんですもの。こんな足手まといがいなくなれば、あなたは、もしかしたらどんな望みごとでも達成できるかもしれません。


☆「そうよ」と、フリーダ(平和)は言って悲しげにあらぬ方を見た。わたしといっしょに来世にいるべきだったのかもしれない。わたしはあなたの一生を見続けることは出来ないわ。解放されたなら、あなたはもしかしたらすべてを達成できるかもしれません。

老化を生きる。

2014-09-24 06:39:19 | 日常
 少しづつ、明らかに劣化している。
 目が充血したのも、虫刺されが一向によくならず炎症の範囲を広げたのも、声が出なくなり咳き込んだのも、みんなわたしの身体が酸化、腐敗し始めたからではないか。

 そうか、そうなのか・・・それならば老いゆく自分の身体に付き合うしか術はない。

 昨日は出来たことが今日は出来ない(なぜ、どうして?)は問うまい。機敏さを欠き、間延びし鈍化している行動を嘆くまい。


 こんな風な状態になったからこそできることを探す。一つの諦めを他方の希望につなげよう。想うことはじっとそのままの姿勢でいてもできる。
 もの思いに耽る。
 忙しくて、思うより先に行動しなければ一日が終らなかった時期もあるけれど、今は目を瞑り、思い描いた空想の中で遊ぶことが出来る。時間はたっぷりあるのだから・・・ああ、けれど、ただ眠ってしまうだけの可能性が高いわたし。寝ては覚め起きては現というのはまさに老化現象。

 老化を潔く認め、逆らわずにこの老化に身を委ねよう。
 これでいいのだという人生における肯定、《これしかない》という覚悟が肝要かもしれない。

『ポラーノの広場』458。

2014-09-24 06:33:55 | 宮沢賢治
 間もなくわたくしははるかな野原のはてに青じろい五つばかりのあかりとその上の青く傘のやうになってぼんやりひかってゐるこの前のはんのきを見ました。


☆換(入れ替える)也。
 源(みなもと)は照(普く光があたる=平等)であるという悟(真理に目覚める)章(文章)である。
 太陽は全ての源である。