ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

『朝日』社説、『お金の話も学校で』ー学校で教えてくれない経済学

2006-08-27 23:51:15 | 経済学
近くの喫茶「いけだ」でなにげなく朝日新聞朝刊をめくったら、社説に「金融教育」-「お金の話も学校で」という見出しが飛び込んできて驚いた。

「朝日」一流の回りくどい説明のあとで、「株式会社は多くの子どもたちにとって将来の働く場でもある。」とし、「投資の意義とリスクの両面を理解させる。それは、これから社会に出て行く若者たちに、生きるための知恵と護身術を授けることである」と結んでいる。

『学校で教えてくれない経済学』でも株式市場の話をしばしば取り上げている。しかし、読者からの反応はほとんど無い。見て見ぬふりをしておられる気配さえ感じる。日本人は概して株の話をするだけで歓迎されないところがあるから仕方がないのかもしれない。

一番典型的なケースは、株式会社に勤めていて株式なぞ自分と全く関わりない世界だと思い込んでいるひとが、結構おられることである。株式投資をしていることが何か胡散臭いことをやっていると真顔で感じておられるひとも結構多いようだ。

株式投資も経済学の重要な一端を担っているはずであるが、株式会社に勤めながら経済学はよく分からないとか、数字は苦手だとか、一歩踏み込んで言えば、株は女房がやっているが自分は一切やっていないと、しかるべき責任ある経営の立場におられる方までが、おくめんもなくおっしゃる場面にしばしば出くわす。

1989年、日経ダウが39,000円台に乗せたあと、一時は7,800円まで下落した。バブル崩壊前の時点でNYダウの時価総額は400兆円に対して日本は600兆あった。現在はNYダウのそれは、だめだ、だめだといわれながら1,400兆ある。日経ダウのそれは戻ってもやっと400兆に過ぎない。株は全てではないが、ついもったいないと思ってしまう。

『学校で教えてくれない経済学』というタイトルが気に食わないというひともおられるようだ。「お金の話を学校で教えるなんてとんでもないことだと言われそうだが」と今朝の「朝日」も猛烈な抗議が新聞社に殺到することをある程度予測して予防線を張っている。

国民の多くは貯蓄は美徳と教えられて育てられた。それはいいとして逆らう気はないが、郵便貯金の金利が年6%のときは良かった。ゼロ金利解除となっても0.3%と手数料を払えば持ち出しになるひどい状態が続いているのが現実だろう。

せめて株式会社に勤める人間だけでも、自社の将来に投資して、配当や時価総額引き上げの一助となれないか。「朝日」の肩を持つつもりはさらさらないが、「朝日」が「お金の話も学校で」と社説で取り上げたこと自体、ニュースである。(了)

江嵜企画代表・Ken



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杜氏を囲んで:居酒屋「門」-スケッチ&コメント

2006-08-27 23:47:42 | スケッチ
JR住吉駅から徒歩5分のところにある居酒屋「門」で
恒例となった杜氏を囲む会に出かけた。

本日のゲストは日本酒金冠黒松の杜氏の
日下信次(ひのしたしんじ)さんでいつものように
杜氏としての現場の苦労話を聞くことができた。

当社醸造部の浦野さんが別のテーブルからお越しいただいて
営業の立場から別の角度で話をしてくれた。

いくら優秀な杜氏でもいい米といい水にめぐれないといい酒は
造れない。それを可能にしてくれるのはいい経営者だという。
当たり前の話を聞かされるとなるほどと感心する。

合繊メーカーに関係する仕事を長年やっていたが、
営業なんてバカでも出来ると思っていたが、アメリカ支社長に
なって自分の間違いに始めて気がついたという話を
直接ご本人から聞いたことがあり呆れたことがある。

別の合繊メーカーだが自社の糸の技術は世界一だから売れない
はずが無い。売れないのは営業がバカだからだと豪語していた。

「バカの壁」という本がバカ売れして当の作者が理解できないと
頭を抱えておられるそうだ。
「下流社会」という本が売れているそうだ。
『品格』をテーマに数学者が書いた本もバカ売れしているらしい。

バカにつけるくすりはないという言葉がある。
自分がバカだとわからない上司のお蔭でどれほど
多くのサラリーマンが悶々とした人生を送っていることか。

日本の伝統的な風土はどうしても現場を軽視するようだ。
現場を軽視している限りこれからの時代は生き残れないことが
理解できない上司をいただいているサラリーマンは一刻も早く
辞めたほうがいいだろう。

50も60もなってどこの大学をお出になったのかと確かめて
悦に入っている人は即刻退場して欲しい。

杜氏だけでもいい酒はつくれない。経営者に恵まれないと
いい米もいい水も手に入らないからどんな腕のいい杜氏でも
生きていけないと杜氏はおっしゃる。

問題は経営トップが杜氏のことばが腹の底から理解できるか
どうかであろう。

即席でいつもどおり会場のスケッチを描いて
引き出物代わりにお持ち帰りいただいた。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




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南京(パック旅行と上海駅)・・・(1)

2006-08-27 06:33:30 | 旅行記
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今年は出かけるのが多い年のようで、先週は南京に出かけた。
直行便は曜日が合わないので、上海経由で行くことにした。

旅行をする時は、いつも旅券とホテルだけのパックを利用する。
パックのほうが安いからで、今回の旅費ですと、航空チケットだけだと10万ちょっと。
ホテルとホテルまでの送迎込みのパックですと、8万9千円。(^-^) 

上海のホテルでは宿泊しないので、安いほうのホテルにしたからです。

チェックインをして、南京から友達が迎えに来るのを待つことにしたのですが、窓の外をみたら上海駅が見えた。





上海駅では、旅行者に「写真を撮ってほしい」とカメラを手渡し、シャッターを押した瞬間に、カメラからガスが出て、旅行者はうずくまる。
その隙に、カバンが持ち去られるという手口があるらしい。
コメント (2)
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