留学生とスタッフ（元気）

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麦さんは、私たちが中国に滞在している間、毎日「足のマッサージ」に連れて行ってくれた。

上海では、こんな昔のイメージでお迎えしてくれるお店でした。
あ、変なところじゃないですよ。




足を薬湯に浸けると汗をかくので、着替えも準備されている。

で、こんな感じで足を薬湯で温めてから、足から始まり、手、背中、お腹と全身をマッサージしてくれる。
気ッモチイイ～　(・o・)






彼に聞いてみた。
「常連さんみたいですが、よく来ているようですねー」
「ええ、時間があれば来ますよ、元気でなければ仕事もできないですからね」

彼は若いのですが、さすがは経営者です。
健康に留意してか、お酒もタバコも呑まないし、肉もあまり食べない。
目標は聞いてないのですが、かなり高い目標を持っているのがヒシヒシと伝わってくる。


会合などに行った時、若い鍼灸師たちに質問する時がある。

私「開業を目指しているの？」
Ａ「はい、将来は・・・」
Ｂ「ええ、１０坪ぐらいから創めようと思うのですが・・・」
Ｃ「いいえ、大きなところに定年まで勤めようと思っています」

答えは様々ですが、引き続いて
「自分の健康を維持する方法は何かあるのですか？」
と質問すると即答できない人が多い。

鍼灸院の経営者になりたいなら、まず予防医学（養生法）を心得るべきで、それを知らずに自分が病気になるようでは、経営はすぐにも行き詰まる。

とうもろこし相場急騰、背後にエタノールの影－学校で教えてくれない経済学

米中間選挙にうつつを抜かしていたと言えば語弊があるが、とうもろこし相場はその間も急騰を続けていた。その背景にエタノールの存在がある。

日本でも最近ようやく「バイオエタノールに熱い期待」とメディアでも取り上げられ始めたが、米国でのエタノールに対する過熱振りは日本の比ではなそうだ。そのあおりをもろに受けているのがとうもろこしであり、その結果、とうもろこし相場が急騰している。

ＷＳＪ紙によれば、シカゴ穀物取引所のとうもろこし相場は、2006年はじめ、ブッシェル2ドルだった。それが５～6月にかけて2.5ドル前後まで上げたあと8月半ばまで小休止していたが、9月以降再び上昇に転じ、先週末の11月9日には、米農務省の作柄下方修正を期待しての買いが入り、相場は一気にブッシェル3.57ドルを記録した。

とうもろこしが上がれば作付け面積の取り合いが始まる。大豆が上がる。こむぎが上がる。原料代が上がれば当然収益が悪化するとして、アナリストは米国食品大手のTysonFoodsやSmithfieldFoodsを「アウトパホーム」から「ニュートラル」に格下げした。

一頭の乳牛は一日ラフに見て10ポンドのとうもろこしを食べる。1ポンドの牛肉に6ポンドのとうもろこしが消えるそうだ。米農務省は2007年の米とうもろこし生産は109億ブッシェルへ天候不順から10億減ると発表した。いずれ米国から輸出が止まるかもしれない。

一方、エタノールの業界団体であるRenewableFuelsAssociationsによれば、現在米国ではエタノール工場は106あり、新に建設中が48、8工場が増設工事に入っている。同協会の予測では、2006年、21.5億ブッシェルのとうもろこしがエタノール生産に使われるが、それは米国のとうもろこし生産の20%にあたり、2004年比63%増となると発表している。

米国ではエタノールをガソリンに85%混ぜたＥ85 が売られているが、このところの原油・ガソリン相場の急落で、エタノールのスポット相場は夏の高値から45%値下がりしている。つれてエタノール上場企業の株価も高値から40~60%値下がりしている。

それにも関わらず一向にエタノールの増設意欲が衰えない。ＷＳＪ紙によれば、とうもろこしからのエタノール生産は、環境に優しいとするバイオエネルギー時代が、いままさに始まったばかりであるとする遠大な展望のもとに進められている。さらに米エタノールメーカーの大部分がとうもろこし農家であり、エタノール価格の相場下落をとうもろこし相場急騰で相殺して尚かつお釣りが出ているとの業界アナリストの見方を紹介している。

食料・飼料輸入大国の日本はとうもろこし国際相場急騰を対岸の火災視出来ない。（了）

江嵜企画代表・Ken