ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

留学生とスタッフ(給料)

2006-11-14 11:01:18 | 情報や案内及び雑談
連載→  招待   信念   カニ   元気   給料   会話   明亮




上海外灘の夜


1992年以降に、 社会主義市場経済 による改革開放政策が推し進められるまでの中国は、一般職員は働き蜂、幹部になれば仕事はせずに、「会議」と称して宴会をする、というものでした。

しかし、2002年から胡錦濤政権が発足されてからは、さらに改革開放政策が推し進められて、2004年には私有財産権保護を明記した憲法改定案が全人代で採択されて、人民の働く意欲を高揚させた。

中国へ出かけていると、この数年間に中国経済が異常に伸びたのに伴い、各企業もいろんな政策を立てて個人の向上を図るように努力しているのがありありと見える。

友人の麦さんもその一人で、彼が職員に要求するのは、
① 事業を伸ばすアイデアを出しなさい。
② アイデアを実行に移す計画を具体的に説明しなさい。
③ 会社の利益を生むアイデアなら、それに伴う給料を要求しなさい。給料はいくらでも払います。

と言うらしい。

当院のスタッフが、私も含めて18名ほどいた時、24、5才で給料を50~60万ほど貰うスタッフがいた。

フルタイムだと30万円以上が普通で、基本給は1、2万円程度の差しかなかったので、特別に査定が高かったわけではない。
彼は常にアイデアを出しながら、患者さんが納得してくれる会話と治療を行い、他のスタッフのためにも率先して働いたので、それが給料になっただけなのです。

自慢話がしたいわけではない。
麦さんと何か共通する点があり、彼のユニークな発想は頼もしいものがあるので、鍼灸斯界でも取り入れて欲しいのです。

今朝の 「Kenさんの経済学」 にも書かれていましたが、日本では意見が少しでも違うといじめや非難の対象にされやすい。
しかし、 ユニークな発想 こそが人を動かし、 ユニークな実行 こそが住みよい社会に変える力を持っていると私は信じています。

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原油58ドル好感、NYダウ23ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-11-14 09:11:12 | 経済学
先日、日経朝刊で、日本の外務省は米議会が民主党支配に2007年から変わることになり慌てているという記事を読んで、やっぱりと思った。12年間共和党支配が続いて民主党との人脈が切れてしまっていたというなんとも情けない実情を恥ずかしげもなく吐露していた。

日本には役所仕事という言葉がある。民間会社だったらおよそ考えられないことを役所は何の臆面もなくやることを称して使うが、日本以外の国で全て確かめたわけではないが、外国の言葉でどう表現したらいいのか是非どなたか教えていただきたい。

今朝の読売新聞で国際石油開発帝石HD・松尾邦彦会長が、イランのアザデガン油田開発に関連して、「欧米では首相、大統領がどんどん資源獲得に動く。日本の資源外交の強化は不可欠だ。」とインタービューに答えておられた。これも役所仕事だよと見過ごし出来ない。

11月13日、NYダウは原油相場が再びバレル58ドル台へ値下がりしたことを好感、先週末比23ドル高、12,131ドルで取引を終了した。ただ、今朝のWSJ紙によると、一時的な原油値下がりを材料に浮かれていると先で高い買い物をしたことになると警戒していた。

同紙は、エネルギー関係投資ファンドのT.BoonePickens氏の見方として、「原油相場は50ドルを見る前に70ドルを見るだろう。我々は天然資源を無駄に消費している。これは避けて通れない事実である。」という見方を紹介している。

原油相場はバレル78ドルから約20%値下がりした。しかし、依然高値圏であることには変わりはない。第一次オイルショックのあと一時的な高値は見たが概ねバレル20ドル以下だった。それが40になり80近くまで跳ね上がった。

米連邦エネルギー局は、2007年の米国の石油消費量は前半約2%、年間平均で1.5%増加する。原油の平均価格は現在の水準から約7%高いバレル65ドルになるだろうと最近発表したとWSJ紙は紹介している。予測は外れるが政府機関発表だから頭に入れておきたい。

原油相場は、今年の夏場にかけて78ドルまで急騰したが、昨年ハリケーンKatrinaでひどい目にあった。今年もという連想とイラク、イランなど地政学的リスクを織り込んで上げたがハリケーンなし。加えて暖冬予測である。思惑が外れての調整だから自業自得だろう。

原油に限らない。物にはいろいろ見方がある。外務省でも米民主党に人脈を持ち続けておられた方はつぶされたのかもしれない。人の顔が違うようにいろいろ異なった意見が出て自然である。日本では意見が少しでも違うといじめの対象にされやすいようだ。Uniqueな発想をする子供を学校でも家庭でもむやみにつぶさないでいただきたい。(了)

江嵜企画代表・Ken



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