民主党支配嫌気、原油61ドル、ＮＹダウ73ドル安ー学校で教えてくれない経済学

バージニア州で共和党のGeorgeAllen候補が民主党候補のJimWebb候補に敗北宣言をした。上院で民主党系の独立派を加えると民主党51対共和党49と先に決定していた下院とともに上院でも民主党多数の時代が12年ぶりに2007年から始まることになった。

11月9日、ＮＹダウは前日比73ドル値下がりし12,103ドルで取引を終了した。ナスダック指数もS&P500指数も値下がりした。アレン候補の敗北宣言が出たところで株を売り直したのかもしれない。

ＮＹダウを構成する薬品株が民主党支配の議会運営で、Medicaid(低所得者医療援助制度)の流れが強まり、薬価引き下げなどにより薬品株に直接影響が出ることを懸念して、Merk(3.3%),Pfizer(2.9%),Johnson　and　Johnson(2.7%)値下がりがＮＹダウ下げに影響した。ハイテク株の王者Ciscoが好調なインターネット事業に支えられて好業績を発表したことを受けて前日比6.7%値上がりしたが全体の売りムードに完全にかき消された。

11月9日、ＮＹ原油先物（ＷＴＩ）相場が、バレル1.33ドル値上がりし、61.16ドルで取引された。灯油、ガソリン在庫の減少とOPECの11月1日からの日量120万バレルの緊急減産が順調に履行されているという観測が流れたこともＮＹダウ押し下げに影響したと今朝のＷＳＪ紙は指摘している。

この日金相場がオンス18.60ドル、約３％値上がりし、635ドルで取引された。このところ金相場は底堅く推移していた。この日原油が値上がりした上に、中国が保有外貨のポジションをドルからユーロなどへ移しているという「古証文」が持ち出された。ドル相場の先行きが弱いと読むと水鳥はドルや債券・株から金、プラチナへ餌場を移すからだろう。

米商務省は、9月の米貿易赤字が643億ドルへ8月の689億ドルから6.8%減少と発表した。エコノミストの658億ドル減の予測をはるかに下回ったドル買いの好材料であるはずだ。

米労働省は10月の輸入物価は2%減と発表した。輸入インフレが沈静化すれば利上げの悪材料がその分軽減される。これもアメリカにとってはプラスであるはずだ。ただ、11月４日締めの新規失業保険申請件数が季節調整済みで２万件減り30.8万人と発表した。労働市場が引き続き堅調であることを示した。これはインフレ要因である。

ブッシュ大統領が下院議長になる予定のぺロシ下院院内総務と昼食を共にして政権への協力を要請したと報じられた。来年から米上下両院の民主党支配の時代となる。まだ始まったばかりである。にもかかわらずウオール街は選挙結果で持ちきりのようだ。政治も経済も、2年先の大統領選挙を控えて、心安らかにジングルベルを聞けるのであろうか。（了）

江嵜企画代表・Ken

留学生とスタッフ（招待）

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自分は非常にラッキーだと感じることがある。
知り合った留学生が、国に帰ってから成功している人が多いからです。

その中の一人に上海から来た留学生がいた。

16年前、上海から来た麦さんという人は、キラキラと目を輝かせた留学生で、彼は喫茶店でアルバイトをしながら勉学に励んでいた。

正直言うと彼がこんなに成功するとは考えてもいなかった。ゴメン(゜゜)(。。)ペコッ


今年の夏、彼は大阪に来て、「是非上海に来てください。著名な中医師も紹介したいですから・・・」と告げて帰っていった。

その時、彼は日本の取引先の方を連れてきたのですが、その日の会食費用は、全てその日本人が支払った。
その行為で、彼がどれだけ大切にされているかがわかる。

彼は、多分「成功した姿を見て欲しい」と考えているのだろうと思い、７月に 上海～杭州に 出かけた。

楽しかったー！


以前、私のところに勤めていたスタッフに、
「先生、是非ご案内したいところがあるんです。何も聞かないで行って頂けますか」

と言うので、そのまま着いていったのだが、着いたところが琉球料理のお店で、
「今日は私が払いますので、存分に飲んでください」と言う。

随分複雑な気持ちにはなったが、その日はご馳走になった。

上海からの留学生とスタッフの彼は、どこか共通するところがある。