亡父の月命日は4日だがお寺さんの都合もあり
お参りが約一週間延びた。
いつものように阪神電車「御影駅」山側すぐのところにある
田中花店で仏さんの花を選んでもらっている間、お店の中を
きよろきょろしていたらオモトの鉢植えが目にはいった。
店の主人からオモト談義を聞かせてもらっていたら急に
買いたくなった。一鉢@2,500円だったが奮発した。
ある種祝儀もんなので高いのだろう。
葉の青と実のコントラストが見事で思わずスケッチ
したくなった次第である。
阪神・淡路大震災で阪神青木駅前の家は全壊した。
青木駅前の家は元祖父母宅だった。神戸大空襲で
三宮の自宅が丸焼けになる直前引越していたので
辛くも命拾いしたあと一時疎開していたが、
成人するまで住んでいた。
青木宅の中庭には沢山のオモトの鉢植えが雑然と
並んでいた。祖母がアオキやざくろや金木犀や柿や
棕櫚やモモやいろいろな木と一緒に元家から運び込んできた
と聞いた。
オモトは水ひとつやらずとも元気でいつも青々して
いたのを今でもよく覚えている。
店のご主人の話ではオモトは引越しのときなどの
祝い物につかう大変おめでたい花だそうだ。
お正月早々なのでお店に並べていたという。
そういうことも恥ずかしながら始めて知った。
早速Yahooインターネットでオモトをクリックした。
ユリ科、原産地は日本とも中国ともいわれるとあった。
江戸時代に沢山栽培され現在は1000種類もあるらしい。
5~6月ごろ白い花が咲き、秋に橙色の実がなる。
先のご主人の話ではよく根付く、いついつまでも
長続きする、それで縁起がいいということに
なったと教えてくれた。
青木の家ではオモトの世話をした記憶はない。
念のため主人に聞いたところ3日おきに水をやり,
週一回軽く肥料をふりかけてやればいいと肥料の缶を
分けてくれた。
オモトを見るとつい震災前の青木宅を思い出す。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
お参りが約一週間延びた。
いつものように阪神電車「御影駅」山側すぐのところにある
田中花店で仏さんの花を選んでもらっている間、お店の中を
きよろきょろしていたらオモトの鉢植えが目にはいった。
店の主人からオモト談義を聞かせてもらっていたら急に
買いたくなった。一鉢@2,500円だったが奮発した。
ある種祝儀もんなので高いのだろう。
葉の青と実のコントラストが見事で思わずスケッチ
したくなった次第である。
阪神・淡路大震災で阪神青木駅前の家は全壊した。
青木駅前の家は元祖父母宅だった。神戸大空襲で
三宮の自宅が丸焼けになる直前引越していたので
辛くも命拾いしたあと一時疎開していたが、
成人するまで住んでいた。
青木宅の中庭には沢山のオモトの鉢植えが雑然と
並んでいた。祖母がアオキやざくろや金木犀や柿や
棕櫚やモモやいろいろな木と一緒に元家から運び込んできた
と聞いた。
オモトは水ひとつやらずとも元気でいつも青々して
いたのを今でもよく覚えている。
店のご主人の話ではオモトは引越しのときなどの
祝い物につかう大変おめでたい花だそうだ。
お正月早々なのでお店に並べていたという。
そういうことも恥ずかしながら始めて知った。
早速Yahooインターネットでオモトをクリックした。
ユリ科、原産地は日本とも中国ともいわれるとあった。
江戸時代に沢山栽培され現在は1000種類もあるらしい。
5~6月ごろ白い花が咲き、秋に橙色の実がなる。
先のご主人の話ではよく根付く、いついつまでも
長続きする、それで縁起がいいということに
なったと教えてくれた。
青木の家ではオモトの世話をした記憶はない。
念のため主人に聞いたところ3日おきに水をやり,
週一回軽く肥料をふりかけてやればいいと肥料の缶を
分けてくれた。
オモトを見るとつい震災前の青木宅を思い出す。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)