ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

万年青(オモト):スケッチ&コメント

2007-01-10 23:47:44 | スケッチ
亡父の月命日は4日だがお寺さんの都合もあり
お参りが約一週間延びた。

いつものように阪神電車「御影駅」山側すぐのところにある
田中花店で仏さんの花を選んでもらっている間、お店の中を
きよろきょろしていたらオモトの鉢植えが目にはいった。

店の主人からオモト談義を聞かせてもらっていたら急に
買いたくなった。一鉢@2,500円だったが奮発した。
ある種祝儀もんなので高いのだろう。
葉の青と実のコントラストが見事で思わずスケッチ
したくなった次第である。

阪神・淡路大震災で阪神青木駅前の家は全壊した。
青木駅前の家は元祖父母宅だった。神戸大空襲で
三宮の自宅が丸焼けになる直前引越していたので
辛くも命拾いしたあと一時疎開していたが、
成人するまで住んでいた。

青木宅の中庭には沢山のオモトの鉢植えが雑然と
並んでいた。祖母がアオキやざくろや金木犀や柿や
棕櫚やモモやいろいろな木と一緒に元家から運び込んできた
と聞いた。

オモトは水ひとつやらずとも元気でいつも青々して
いたのを今でもよく覚えている。

店のご主人の話ではオモトは引越しのときなどの
祝い物につかう大変おめでたい花だそうだ。
お正月早々なのでお店に並べていたという。
そういうことも恥ずかしながら始めて知った。

早速Yahooインターネットでオモトをクリックした。
ユリ科、原産地は日本とも中国ともいわれるとあった。
江戸時代に沢山栽培され現在は1000種類もあるらしい。
5~6月ごろ白い花が咲き、秋に橙色の実がなる。

先のご主人の話ではよく根付く、いついつまでも
長続きする、それで縁起がいいということに
なったと教えてくれた。

青木の家ではオモトの世話をした記憶はない。
念のため主人に聞いたところ3日おきに水をやり,
週一回軽く肥料をふりかけてやればいいと肥料の缶を
分けてくれた。

オモトを見るとつい震災前の青木宅を思い出す。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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十八王公(11)

2007-01-10 13:49:01 | 旅行記
台湾 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15) (16)



人には、それぞれ信じるものがある。
ある人は科学であり、ある人は神であり、ある人は自分である。
私は科学も信じるが、目に見えないものも信じる。

10数年前に林ちゃんが連れて行ってくれたところが≪十八王公廟≫。

その物語は昔、船が遭難した時に、一匹の犬が船員を一人ずつ岸まで運び、最後の17人目を運んだ後、そのワンちゃんも息途絶えた。
それを観ていた村の人たちが、「この犬も人間として崇めよう」と祀られたのに始まる。

この廟は、「遠方から来た人と水商売の人にはご利益が多い」と言う。
普段私は、神社仏閣でお祈りする時、「お願い事」はせずに「お礼」だけを言って終わるようにしているのですが、その時は、林ちゃんに言われたように、願い事をしてみた。

そして、それがその通りになったので、次に言った時も願い事をしてみた。
またもその通りになったので、もう一度願い事をしてみた。
またもその通りになった。
そしてまた、その次も・・・。

十八王公をお参りする時は、いつも林ちゃんのお姉ちゃんが運転してくれるし、時には兄弟姉妹の家族も一緒に行ってくれていた。
お姉ちゃんは「先生たちがお参りをする時に、いつも一緒に来るので、ご利益があるかも知れない」と話していたが、“億ション”を買った途端に、お祈りする態度が豹変した。

それまではチョチョと済ましていたのに、“億ション”を買った途端に、えらい真剣に、丁寧に、時間をかけてお祈りしているではないか。(笑)


外観は岩山を削った祠ですので、こんな感じで「見てくれ」はいいとは言えない。




祠の前には、お供え用の粽やピーナツや貝などが売られている。




祠の前には、お線香やお供えに使うお金に見立てた紙を売るおばさんらがいっぱいいますが、何故か林ちゃんらは中にあるこの服務台(売店)でそれらを買う。

屋台みたいに見えるが、これが祠の売店です。




そして本殿の前へ行き、お供えを並べてお線香に火を点し、お祈りをする。




こんな感じでお供えを並べるのですが、十八王公さんはタバコが好きということがあって、私たちはいつも日本からタバコを買って行く。
但し、そのタバコは自分で持ち帰るのが慣わし。




お祈りが終わると、先ほどの「お金に見立てた紙」を、ここで燃やす。
金色の紙は左の方へ、銀色の紙は右の方へ投げ入れて燃やす。




後は、先ほどお供えしたモノを持って帰る。

ただ、本当に、心から願うものがある人は、そのご利益があるように思うので、中途半端な願い事なら時間の無駄になるかも知れない。

十八王公をお参りする時は、夜の11時以降が良いとされているからですが、台北からだと往復の時間を入れて3時間近く潰れことを覚えていたほうがいい。


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金の切れ目は縁の切れ目、NY原油一時53ドル台ー学校で教えてくれない経済学

2007-01-10 11:52:19 | 経済学
原油相場が年初から急落している。1月9日、NY原油先物(WTI)相場は、米北東部の暖冬を材料に、さらなる在庫増を懸念した売りがかさみ、一時53ドル台まで下げ、あと寒気団襲来との情報で買い戻され、45セント安の55.64セントで取引された。

原油相場は、2006年7月14日に、一時バレル80ドル近くまで値上がりした。当然ながら史上最高値である。昨日までの相場で見れば、原油相場は、高値から27%値下がりした。特に年始めの2日間で8.9%値を下げた。これは専門家の目からも異常な動きのようだ。

ロシアがベラルーシ向けの原油供給を停止すると発表した。ベラルーシで出口を止められれば、ポーランド、ドイツ、ウクライナはロシアからの原油が止まる。原油輸入の約20%をロシアに依存しているドイツは、当面は備蓄でしのぐが、いずれ立ち往生するだろう。

OPEC(石油輸出国機構)は、2006年11月から日量120万バレルの減産を実施、2007年2月1日からさらに日量50万バレルの減産を昨年末に決めている。

これらの一連の動きを受けて、本来なら、原油相場が反発してもおかしくない。天候を理由に下げているが、原油在庫が積みあがっているためで、供給不足懸念が後退した結果、ヘッジファンドなどが異常に膨れた買いポジションを手仕舞っているとの見方がある。

今朝のWSJ紙は、原油を80ドルまで上げる原動力となっていたヘッジファンドやここ2~3年の間に急激に投資先をエネルギー関連へ振り向けてきていた年金ファンドのエネルギー分野からの資金撤退がこのところの相場急落に大きく関わっていると指摘している。

商品先物インデックスに関係した投資額が、Bernstein調査機関によると、2004年から2006年にかけて、450億ドルから1,100億ドルへ急増した。その反動が現在起こっている。エネルギー関連のGoldmanインデックス投資額は、600億ドルあったが、現在そのウエートを非エネルギーインデックスファンドへシフトしているとWSJ紙は紹介している。

年金ファンドに関わらず、巨額の運用資金を任された多くのファンドが、運用成績の被害を最小限度に食い止めるために、エネルギーから非エネルギー商品へ一斉に切り替える、一言で言えば,動物の世界では日常的に見られる、一方向へ走る、スタンピード(stampede)現象が、いま正に原油市場で起こりはじめているのかもしれない。

金の切れ目は縁の切れ目という言葉がある。お金が集まれば相場は上がる。お金が逃げれば相場は下がる。お金のことを「お足」と呼ぶ。逃げ足が速いことからつけられた名前である。原油の最近の急落は、当たり前のことをわかりやすく教えてくれているようだ。(了)

江嵜企画代表・Ken


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