ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

原油55ドル、景気懸念で、NYダウ6ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2007-01-05 08:57:20 | 経済学
12月4日、NY原油先物市場(WTI)で、2月物の値段がバレル2.73ドル、4.7%値下がりして55.59ドルで取引された。まさに様変わりである。

NY原油先物相場は、2ヶ月前に一時バレル55.08ドルまで下げたがあとジリジリ値をもどし64ドルまで回復していた。ここ2日間で9%以上下げたことになる。毎度のことであるが、一端相場が下がり始めるとバレル48ドルまでの値下がりは十分予測できると一部アナリストの話を今朝のWSJ紙は紹介している。

なぜ原油相場が急落しているのか。その最大の材料が米北西部の暖冬であるといわれる。暖冬になれば燃料用原油や天然ガスの在庫が増える。「余りものに値なし」の格言どおり相場は下げるという単純な構図が指摘出来る。

英国気象庁が世界の平均気温が2006年過去最高に達したと発表したと今朝のテレビ東京の番組で紹介していた。OPECは2月から追加減産を表明しているがまじめに減産しないとの予測が根強い。加えて、OPECが減産を実行できても暖冬の影響から需要の落ち込みが減産幅を上回るとの見方が増えているとWSJ紙は紹介している。

WSJ紙によると、最近の原油急落は単に天候だけの問題ではないとの専門家の見方も紹介している。2005年から2006年にかけて買い持ちしていたポジションをヘッジファンドがいっせいに売り転換していると言うのである。

このような手仕舞い売りは原油相場に限らない。銅の価格が今週に入り水曜日7.7%、木曜日1.8%、昨年12月の高値から既に27%値下がりしているのだそうだ。景気が先行きスローダウンするとみてヘッジファンドが商品相場から撤退を始めた。

銅相場は住宅部品、乗用車、トラックふくめ機械全般にわたり産業のあらゆる分野で使われる基本的素材であるから銅の相場の動きを見ていると景気が予見できるという。景気がスローダウン必至の状況では銅相場が下げる。つれて原油相場も下げる連鎖に過ぎない。原油相場下落なんら驚くべき現象でないとの専門家の見解をWSJ紙は紹介している。

原油相場が下げればNYダウはインフレ懸念後退で歓迎してもおかしくない。12月の米小売も今ひとつで、1月4日のNYダウは前日比6ドル高の12,480ドルで取引を終了した。ただ、ハイテク株指標のナスダックは30ポイント上げて2,453と堅調であった。

東京株式市場の大発会は好調なスタートを切った。NYダウ離れ出来るか注目される。(了)


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タスマニア

2007-01-05 07:48:14 | 一枚の写真
Y.K.さんからのご寄稿です。



≪昆虫写真展ー万博のトンボ≫写真展の案内は こちら。




先日X’masも終わった25日遅くに、タスマニアから帰国しました。




「オーバーランド・トラック」の山旅が5泊6日、往復の日数を含め17日から9日間の旅程でした。



天気にも恵まれ、一年前に体験したNZの「ミルフォード・トラック」に劣らぬ痛快・豪快で楽しい山歩きができました。南半球はいいですよ。



唯一の心残りは、タスマニア島の最高峰(Mt.OSSA)への登頂が強風雨のため頂上直下で撤退を余儀なくされたこと。ゴンドワナ大陸由来の、特異な花や昆虫たちに巡りあえたこともうれしい出来事でした。










皆様にとって良い年でありますように!

片岡


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第32回雅風展風景:京都市勧業館

2007-01-05 06:53:54 | スケッチ
盆栽展が京都であるがどうしても自分は仕事で行かれないが、もし
よければ行かれませんかと昨年暮に知人から招待券をもらっていた。

いただきものの券とはいえ、盆栽展なるものを見るのははじめてで
多少の戸惑いはあった。しかし、何事も経験、それはさておきと、会場の
京都市勧業館をインターネットで調べたらなんと京都市美術館と
平安神宮のそばである。出かけることに決めた。

お蔭で1月14日まで京都美術館で開かれている「日展」に出品中の
猪熊佳子先生の大作「森からのまなざし」も見ることも平安神宮の
初詣も出来た。

盆栽展の会場で渡されたパンフレットによれば166点が展示されていた
そうだが、ところ狭しと並べられた盆栽の行列は壮観だった。

絵の展覧会には結構出かけるが会場の雰囲気はまるで違った。
ひとさまのことをえらそうには言いえないがほとんどがお年をめした、
それも残念ながら男性である。

特別出品のなかに元阪神タイガース掛布雅之さんや元巨人軍の
槙原寛己さんの名前を見つけたのは収穫だった。

166点の中から上は農林水産大臣賞や知事賞など様々な賞が作品に
添えて並べられていた。それがどういう観点で選ばれたかについては、
パンフレットによれば、枝ぶり、鉢との調和、全体のバランスと
解説にあった。

素人が見てもどこがどう良いのかはまずわからない。例えば大木の
ケヤキ一本にしろ松にしろ鉢の中にはめ込んだように育てることに
エネルギーの全てを凝縮させるのであろう。

いつもの悪い癖で会場の特売場に並べられた盆栽につけられた
値段を調べた。ひと鉢1000円から見場もよく比較的値段も手ごろな
3,000円、5,000円などが多かった。綜合点で盆栽の価値はきまる
のであろう。30万、40万の値札も結構多かった。

切符をいただいた知人のご主人が盆栽に若いときから凝っておられる。
先日ご本人に聞いてみたら盆栽は手間ひまかかるので最近は敬遠する
ひとが増えているそうだ。活花のほうが手っ取り早いから盆栽をやめる
ひとが増えたと話しておられた。

どこの世界でもやってみれば奥が深いのであろう。ただ、会場風景を
スケッチのためにしばらく腰を下ろしていたが、若いご婦人の姿を
ほとんど見かけなかったことが妙に気になった次第である。

ところで、平安神宮の人出は1月4日ということもあるのだろうか、
それほどでもなかったのは意外だった。

最後に「日展」会場で猪熊佳子先生の絵を堪能できたことは
幸いであった。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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