ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

バーナンキ発言歓迎、NYダウ87ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2007-02-15 08:56:18 | 経済学
バーナンキ米FRB議長の米上院銀行委員会での証言が米東部時間午前10時から始まり、それがCNNテレビで実況放送されていた。あらかじめ用意されたステートメントを読み上げたあと委員との質疑応答があった。

バーナンキ議長は、「米国経済は成長を維持している。コアインフレ率は徐々ながら収まっている。ただ、成り行き次第で、中央銀行はインフレ対策を用意している」と話した。一部にはタカ派的発言を懸念していたから、インフレ不安が減殺され安心感が強まった。

米国景気見通しについては、住宅需要のスローダウンが2007年には収まり、一方、雇用拡大により賃金が上がることから、2007年と2008年にかけて、心地よい状態(comfortable)という表現で楽観的に米国経済を展望していることが特に印象的に残った。

公聴会での議員とのやり取りをテレビ中継で見ていたが、日本の円安問題について聞かれたバーナンキ議長は、「日本政府は為替操作をしておらず、現在の相場はマーケットに委ねられている。」と明言した。質疑応答の中でも日本と中国は異なると一線を画した。

バーナンキ議長の証言を受けて、ドルは1ドル=120.80円前後まで値下がりした。債券相場は上昇し、10年物国債利回りは4.75%台へ低下した。バーナンキ証言に敏感に反応したのは、株式市場で、NYダウは、前日比87ドル高、12,741ドルと新高値を更新した。

NY原油相場(WTI)が、前日比1.07ドル下げ、57.99ドルで取引された。原油がバレル60ドル前後で落ち着き、住宅の冷え込みが2007年中に収束すれば、米国経済のソフトランディングのシナリオを描けると金融政策の総元締めも考えているのかもしれない。

DaimlerChyslerが、2006年10~12月の純利益が40%減少の決算報告のあと、13,000人の解雇を発表した。一部にクライスラー身売りの観測も出ている。今朝の上院公聴会でも議員から質問が出たが、国際競争力をつける必要があるとバーナンキ議長はあっさりかわした。クライスラーの株価は合理化策を歓迎して6.5%以上値上がりした。

一方、今朝のWSJ紙によれば、ポールソン米財務長官はWSJ紙とのインタービューで、中国政府に対して外国資本に一層門戸を開放するよう求めていくこと、中国に国内消費拡大の必要性を求めると述べた。ただ、中国の為替政策については明言しなかった。

米議会での今朝のテレビでのやり取りと比べ、日本の政府高官の答弁は、それを質す野党も何を意図しての質問なのかさっぱりわからない。失言の揚足取りに終始している。はっきり物を言う訓練が、子供の頃から、日本で今ほど求められる時代はないと痛感する。(了)

江嵜企画代表・Ken


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鍼灸と私(6)

2007-02-15 02:32:43 | 情報や案内及び雑談
鍼灸師 (1) (2) (3) (4) (5) (6)


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目診とは、イリドロジーとスクレオロジーを用いた診断法です。
イリドロジーとは「虹彩学」のことです。
スクレオロジーとは「鞏膜学」(オプトロジーとも言う)のことです。



「自分の頭で考えよう」シリーズが、 六然の小窓 で始まり、私も共鳴してしまい、言いたかったことをダラダラと書いてしまいました。(笑)

そろそろ締めようかと思うのですが、これから鍼灸師になろうとする方々のために、もう少し私の経験を書いておきます。


鍼灸学校の1年生の時、学校が主催する「学術大会」に論文発表を(1年生で発表したのは、多分私一人)させてもらった。
それが現在も頻繁に使っている「骨格矯正鍼」でした。

1年生で論文を発表したことで、3年生からは「生意気」と思われたのか、わざわざ私の教室まで来て突っ込む人もいた。(笑)
3年生としてのプライドが、「1年生でそんな即効的な治療ができるもんか」と疑ったことや、理論と実技が理解できなかったからだと思いますが、学校の先生方も理解できてないことを知ってからは、「先生と言えどもこの程度なのか」と勉強意欲が失せてしまった。

そのことが後日のバネになり、研究意欲を湧かせる結果になった。
幸いに、鍼灸学校へ通っている時も、「健康講演会」に呼ばれることが多く、質疑応答の時間になると、必ず個人的な相談が飛び出してくるので、相談に答えながらパパッと治療をしていた。

ところが、1人5分もかかってしまうと、並んでいる全員の治療は出来ないので、何とか1人1~2分で終えることは出来ないだろうか、と考え始めた。

最初は、手当たりしだいに「使える!」と思うものだけを治療に取り入れていたのですが、巨鍼療法を日本に持ち込んで研究してから、「経筋腱収縮牽引の原理」を組み立て、即効的な治療がさらにスピードアップした即効治療になった。

その頃は、治療の勉強という目的もありましたが、「患者さんを断ったら患者さんが減るのではないか」という不安もあり、朝10時から晩7時までのはずが、いつしか朝8時から夜中の1時や2時までビッシリ治療をしていた。
しかも、休みは月に2回。

ボロボロになった。(-_-;)
ご飯もろくに食べれなかったので、病気になるのではないかとも考えた。

そこで考えたのが、治療時間の短縮だった。
即効療法だけで治療すれば、一人5~10分もあれば済む。

やってみた。

患者さんは減ることはなかったが、こんな話を聞かされた。
「あの先生は、若い女の人には30分も1時間もかけるのに、年寄りは5分で終わってしまう」
そんなことはなかったのですが、かなりショックだった。

そのようなことがあってから、治療は誰でも一定の時間をかけるようにした。
必要なくても、予防的な鍼を加えるようにした。(それを捨て鍼と呼んだ)

でも、即効的な治療方法を研究していたおかげで、その後も更なる即効的な治療法や的確な診断方法を見つけることができ、「こうすれば治る」という確信はさらに強くなった。

「そんな方法を教えて欲しい」という人が何人かいたので、臨床実践塾という形で秘伝講習をすることになったのですが、実践塾では即効的な治療方法と、実験での治療効果の確認方法教えるだけで、予防的な鍼は口で説明するだけだ。

しかし、すぐに臨床に使えるための臨床実践塾ですので、鍼灸治療だけではなく、必要であれば手技療法も実技に加えている。

何人かの受講生が、「実践塾に来てから治療に自信が出てきた」と話してくれたことは、私の栄養になっているのですが、「この治療法だけが素晴らしくて、あの治療法はダメだ」という考えはしないようにしている。
だから、病状によって巨鍼も使うが、全く鍼灸を使わない治療もする。

治療にあたる時は、「どうすれば最短距離で、心身的な負担や経済的な負担をかけずに治せるか」だけを優先して考えている。


もっと、もっといい治療方法を各自で見つけることを祈っています。(了)

コメント (2)
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