ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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コーン相場急騰、穀物相場高引っ張るー学校で教えてくれない経済学

2007-02-23 13:52:06 | 経済学
とうもろこし相場が急騰を続けている。2月23日、シカゴ先物取引所で3月物でブッシェル11セント上げ4.2625ドルで取引された。2年前はブッシェル2ドルだった。問題なのは、とうもろこしと大豆は栽培地帯も収穫時期もほとんど同じため大豆相場もつれ高、小麦など穀物相場全体にまで波及してきている。

日清製粉が、2月22日、業務用小麦粉の卸売り価格を4月から改定すると発表した。政府売り渡し価格の4月から24年ぶりに平均で1.3%引き上げに伴う値上げだと説明した。

いまさら言うまでもないが日本は米以外は、原油に限らず海外からの輸入にほぼ100%依存している。国際相場が上がれば時間の経過とともに日本の国内価格も当然値上がりする。少々の原料値上げは企業も吸収出来るが、相次ぐ値上がりとなれば問題は別だろう。

コーンの国際相場は2年前から値上がりしていた。それが、為替が1ドル=120円近辺で安定に助けられて、目立たなかったにすぎない。安い仕入れの在庫が確保されているうちはいいが、いずれ底をつく。量の確保に走らざるを得ないから当然値上げせざるを得ない。

とうもろこし相場急騰のきっかけは、とうもろこしを原料としたエタノール生産を米政権が昨年来積極的に推進していることが指摘できる。最近、ブッシュ大統領はとうもろこしに留まらずセルロース系素材、なかでも廃材からのエタノール生産も盛んにPRしている。

ここへ来てのコーン相場急騰は、赤道中東部の太平洋の海水温度が下がるラニーナ現象が復活、それが米中西部のコーンベルト地帯にウエット・スプリング(雨の多い春)とドライ・サマー(雨の降らない夏)を、米気象局が予報したためと今朝のWSJ紙は解説した。

一方、2月22日、NY原油先物相場は、バレル88セント値上がりし、終値で今年初めての60ドル台を回復、バレル60.95ドルで取引された。原油相場反発は、米エネルギー省が、原油、ガソリン在庫が共に減少したと発表したことが引き金となった。イラン核問題を再び持ち出して相場の上げ材料に使い始めた。

銅相場も米住宅需要の冷え込みと中国買い見送りを材料に大きく調整していたが、反転のきっかけ待ちの状態まで回復してきた。金相場も昨日オンス23ドル高と急騰し700ドル台を再び覗っているようだ。金相場はドルの反面教師である。ドル先安と「水鳥」が目ざとく嗅ぎ付けたのかもしれない。下手な講釈より「水鳥」の動きを見ているとわかり易い。

ドルの値打ちが落ちると読めば、ドル建て価格は上昇する。コーン相場に限らず穀物相場もドル建て価格だから、需給がしっかりしておれば、原油同様、上昇する可能性が高い。(了)

江嵜企画代表・Ken


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あははは、中国らしい

2007-02-23 09:15:06 | Webニュースより
はげ山をペンキで「緑化」?…中国・雲南省(読売新聞) - goo ニュース


はげ山をペンキで「緑化」?…中国・雲南省
2007年2月20日(火)00:03

 【北京=末続哲也】中国南西部・雲南省富民県の当局が、“はげ山”の山肌数千平方メートルに緑色のペンキを塗りつけ“緑化”していたことが国内報道で判明し、中国社会をあぜんとさせている。
 中国紙・新京報などによると、同県当局は昨夏、農村住民の年平均収入の約140倍に当たる47万元(約750万円)を投じ、採石場跡地などがあった山肌にペンキを吹き付けた。住民側は「この金で苗木を買えば、いくつもの山に植林できる」と批判している。

 事業を行った同県農林局は詳細な説明を拒んでいるが、“はげ山”の真向かいに建設している中国共産党同県委員会の新庁舎の「風水」を良くするのが目的と指摘されているという。

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笑う人も多いと思いますが、中国へ行かれた方は、この事情がわかると思う。
単純で幼稚っぽいような行為に見えますが、これと似たようなことは結構ある。

オリンピックの開催地を決める審査で、委員会が団体で北京を訪れた時も同じような手を使っていたような気がする。

日本の常識は中国の常識ではないし、中国の常識も日本の常識ではない。
採算や大衆の意見も関係なくこのようなことを平気でやりこなしても、「シャレ」で終わることは結構ある。

憎めないですねー。


はー、面白かった。(^○^)

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