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豊胸手術の女性、自殺率3倍=心理的問題、解消されず?-米調査

2007-08-13 11:38:15 | Webニュースより
豊胸手術の女性、自殺率3倍=心理的問題、解消されず?-米調査 (時事通信) - goo ニュース


2007年8月13日(月)06:14

 【シリコンバレー12日時事】米医学専門誌アヌルズ・オブ・プラスティック・サージェリー8月号に掲載された調査報告によると、豊胸手術を受けた女性の自殺率が一般平均の3倍に達することが分かった。1965~93年に手術を受けた3527人を追跡調査した。

 豊胸手術と自殺との因果関係は解明されていないが、調査報告を執筆した大学教授は米紙に「手術を受けた女性の多くが心理的な問題を抱えており、手術後もその状況が改善しなかったのではないか」との見方を示した。

 米国では、出産後に体形を元に戻したい母親と外見的な若さを維持したいベビーブーマー(団塊世代)を中心に美容整形が人気で、2006年の美容整形手術は過去最高の約1100万件に達した。中でも豊胸手術が最も多かった。 


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豊胸手術との因果関係は解明されてない、とのことですが、この記事にもあるように、豊胸手術を受ける前から心理的なマイナス要因はあったのではないかと考えられる。いや、むしろ欲求不満や現実を受け入れられないという意味では、マイナス要因は大いにある、と考えたほうがいいかも知れない。

体形を維持したいという気持ちと、現実のギャップに悩む女性を救ったのが整形美容ですが、テレビや週刊誌などに出てくる≪before⇔after≫のように上手くいかない場合も多々あるはずです。

これは人間が「生きている物」である以上、生体変化に万別があるので仕方がないと言えば仕方がないことなのです。

例えば、鍼灸治療においても治療効果の万別がるのですから、麻酔薬を使ったり、メスを入れたり、薬品を投与したりすると、その差はさらに大きく出るはずです。
でも、女性の「美」に対する欲求は飽きることはないし、それを叶えてあげようとする医学も追求は止みません。

人間は誰しも、楽しい人生を送る為に明るい仕事を生業にしたいと考えているはずで、産婦人科や小児科の医師が少なくなったのを見てもわかるように、医師も辛くてシンドイ仕事は嫌なのです。
痛い、苦しいといいながら亡くなっていくような人の治療をするよりも、夢を追いかけてくる人のお手伝いをするほうが、明るくて楽しい理想的な仕事のように思ってしまうのです。

しかし、どんな仕事でもいいことだけではありません。もしも自分が最初に豊胸手術をした人から苦情を言われ、その後に自殺をされたらたまったものではないし、仕事を辞めようと考えるに違いないからです。

最近鍼灸界に入って来る若い人たちを見ていると、「飯の種」とか「儲かる」と思って鍼灸を選んだ人が増えてきたような気がする。
だから鍼灸学校でも、治療は全て「軽い刺激で」とか「痛くない治療を」とかと教えているようで、「それならマッサージを教えたらどうだ!」と言いたくなるぐらい、「治す」ということは二の次になってしまったようだ。
勿論、痛くない治療も大切ですが、それだけでは諸病に対応できず、「単なる金儲け」になってしまうので、病気や症状に応じて治療の方法も替える必要があるのです。

「楽をする」に主眼を置いて鍼灸の世界に入ってきた人にはちょっと可哀相だが、鍼灸の世界でも現実はそんなに甘くないのです。

いや、「鍼灸の世界は厳しい」と言ったほうが正解かも知れない。

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巨額の資金供給はドル暴落の種をまくかー学校で教えてくれない経済学

2007-08-13 10:17:23 | 経済学
ブッシュ米大統領は、予定どおり夏季休暇に出かけた。SEC(米証券取引委員会)委員長、クリストファー・コックス氏はアラスカで休暇中である。ポールソン米財務長官は、8月8日(水)にテレビ番組に出演のあと姿を見せていないと8月13日付けのWSJ紙電子版は紹介している。

8月7日(火)、米FOMC(公開市場委員会)は、インフレ懸念を表明し、金利を5.25%据え置きを決定した。そのあと信用収縮が始まり、サブプライムローン問題に留まらず他の金融商品へ問題が広がった。

週末にかけて、米FRB(連邦準備制度理事会)は、合計620億ドル(7兆3,000億円)、ECB(欧州中央銀行)は、1560億ユーロ(25兆円)、日銀1兆円、3ヶ国合計で34兆円近い資金が供給され、豪州、カナダなどの中央銀行も資金供給に参加した。

1997年,タイバーツ急落を引き金に、アジア通貨危機が起こったが米国には波及しなかった。ところが、翌1998年、ロシアが破産した。当時米FRBグリーンスパン議長は、『米国一人世界の金融市場でのオアシスであり続けられない』と宣言した。

その数週間後、米国のヘッジファンド、LTCMが破産した。金融市場は取引停止に近い状態に追い込まれた。米FRBは、その年の9月から11月にかけて0.25%幅で3回利下げを実施した。今回、米金融当局は、いまのところ早期の利下げには消極的に見える。

今朝のWSJ紙によれば、98年当時、大手の金融機関は、金融危機を、心底怖れ,おののいていた。今回は、この機会に、いかにして、儲けるかを考えている。これが1999年と今回の違いであると98年危機に関係した匿名の人間のコメントを紹介している。

その一方、WSJ紙は、当時と比べ金融の規模が違う。全ての金融機関は、デリバティブ(先物)取引を通じて、リスク回避の網を張っており、それがかえって、どこに問題が隠れているのかを分り難くしているとの関係者の見方も紹介している。

病気でも同じである。どの臓器(金融機関)が問題をかかえているか、病状がどの程度悪化しているか掴み切れていない状態で、直ちに痛みから解放されようとしても、医者(専門家)自身が首を傾げているのだから、患者(投資家)は対応のしようがないだろう。

米・欧・日で34兆円2日間で資金供給した。当然ドル暴落という副作用が出る。インフレとはドルの目減りである。バーナンキ議長の卒論は「世界恐慌」だった。独断と偏見だが、一時の救済で、ドル暴落を加速させれば、世界恐慌に引導を渡すと彼は怖れている。(了)


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