薬害肝炎で民主が攻勢 菅氏前面に追及(朝日新聞) - goo ニュース
2007年10月23日21時53分
厚生労働省と製薬会社が血液製剤でC型肝炎に感染した患者を把握しながら本人に知らせなかった問題で、民主党が政府への攻勢を強めている。24日の衆院厚生労働委員会の一般質疑に、厚相時代に「薬害エイズ」事件を追及した菅直人代表代行を投入、国の不作為の責任や舛添厚労相の監督責任を追及する。同党は自衛隊の隠蔽(いんぺい)問題に並ぶ「情報隠し」と位置づけ、集中審議や参考人招致を求めるなど徹底追及の構えだ。
「(厚労省には)薬害エイズの教訓を逆にとらえ、今度は徹底的に隠すんだという姿勢が見えてならない」
菅氏は23日、厚労省の地下倉庫を視察に訪れ、記者団に語った。同省が持っていないとしていた患者のイニシャルなど個人情報の載ったファイルが、菅氏が舛添氏に真相解明を提案した19日夜になって地下倉庫から発見された。「話が出来すぎている」と菅氏は語る。
同党は、ファイル発見前の16日の参院予算委で、同党の福山哲郎参院政審会長の質問に、舛添氏が「誰だと個人名を特定できる情報を持っていない」と答弁していたことを問題視。監督責任を追及する構えだ。
福山氏は23日、記者団に「この問題は防衛省と構造が全く同じだ。舛添氏は答弁をやり直し、なぜああいう答弁になったか明らかにすべきだ」と語り、参院予算委員会での集中審議を求める考えを明らかにした。
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真相究明の夜に地下倉庫から資料が出てくるというのは、あまりに話が出来過ぎた、という感じがありますよね。
しかし問題は、①誰が、②いつごろ、③何のために、④どのように、⑤何をしたか、そして⑥どうすべきか、のはずですが、政治の世界では、それらの問題よりも、政党の戦いのための論争になる場合があるように思う。
真相を追求するのは大事なことですが、その事件の結果で発生した被害者を救う論争を優先して欲しいものです。