ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

相場は膠着状態、NYダウ6ドル高に終わるー学校で教えてくれない経済学

2007-10-05 12:42:17 | 経済学

 日本画は、絵の具を膠と混ぜたものを、和紙に描く様式の絵画である。膠が接着材の働きをする。膠が世の中から消えてしまうと、日本画そのものの世界がなくなることになる。

膠を広辞苑で調べると、獣類の骨・皮・腱・腸などを水で煮た液を乾かし固めた物質とある。そのためであろう、膠職人が少なくなった結果、膠が手に入り難くなり、当然のように値上がりしている。大げさに言えば、日本の伝統、日本画の世界にも危機が迫っている。

「膠着状態」という、何気なく使っている言葉がある。広辞苑で調べてみた。膠でつけたようにねばりつくこと。ある状態が固定して、動かないこととあった。

粘るという言葉がある。広辞苑で調べた。①柔らかで、ものによくくっつく。吉田兼好『徒然草』「膠にも作るものなればねばりたるものにこそ」、②長時間にわたって、根気強くことをするとあった。

日本画の世界で、膠が手に入り難くなって来たが、日本人が、あらゆる世界で、粘りがなくなってきたような気がしてならない。身近な例では、相撲の世界に見られる現象であるが、淡白な取り口が目立つ。職人の世界に限らない。サラリーマンの世界でも、学校を出て新たな職場についても、ひとつの職場や企業に踏みとどまり、根気よく、粘り強く、黙々と、自力をつけるために努力する若者が減ってきたとよく聞く。

先日、プロ野球解説を聞いていたところ、最近、怪我から復帰した、阪神タイガースの今岡選手に対して、彼の打撃に「粘りが出てきた」、という言葉を耳にした。打席で粘りが出てきた結果、ここ2~3試合、ホームランを打って、チームの勝利に貢献している。

前置きが長くなった。10月4日のNY株式市場は、週末に雇用統計の発表を控え、10月31日の米FRB会合で再利下げに対する感触を確かめようとする空気も強く、文字通り、膠着状態が一日続き、前日比6ドル高の13,974 ドルで取引を終了した。

NY原油先物市場(WTI)は、米国でのガソリンの供給不足を材料に、バレル1.50ドル上げ、81.44ドルで取引された。80ドルをはさんでまさに膠着状態が続いている。サブプライムローン問題が本復したかどうかいまひとつはっきりしないことも微妙に影響している。

日本画の世界では、金粉をしばしば使う。このところの金相場急騰で粉薬ひと袋ほどの0.4グラム入りで4,000円である。金はインフレの反面教師でもある。膠も品不足から値上がりしてきた。身近なところでインフレの臭いがぷんぷんしている。備えあれば憂いなしであるが、健康を失えば全て失う。健康でないと粘りも出ない。健康が一番である。(了)




相楽園

江嵜企画代表・Ken


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鑑定医、調書漏えい認める 「あんな形で出版とは」

2007-10-05 08:15:48 | Webニュースより
鑑定医、調書漏えい認める 「あんな形で出版とは」(共同通信) - goo ニュース


2007年10月3日(水)21:55

 奈良県田原本町の医師宅放火殺人の供述調書漏えい事件で、長男(17)を精神鑑定した精神科医が奈良地検の任意の事情聴取に対し、調書を引用した本の著者、草薙厚子さんに調書の写しを見せたことを認めていることが3日、分かった。「あんな形で出版されるとは思わなかった」と話しているという。精神科医が鑑定に使用した調書の写しから草薙さんの指紋が検出されたことがすでに判明している。


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個人情報守秘義務違反だろ?
あんな形で出版されるとは、なんて言っていますが、出版されなかったらいいんですか?
しかも、警察の調書の写しとなると、公的な秘密の漏洩ですよね?

医師が守るべきことは、自分の地位ではなく、「患者さん」の心身だと思いますが、間違っているでしょうか。

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力士急死問題で時事通信が誤報、編集局長ら4人を懲戒処分

2007-10-05 08:03:32 | Webニュースより
力士急死問題で時事通信が誤報、編集局長ら4人を懲戒処分(読売新聞) - goo ニュース


2007年10月4日(木)20:38

 大相撲時津風部屋の力士が急死した問題で配信した記事に誤りがあったとして、時事通信社は4日、谷定文編集局長ら4人を懲戒処分にしたと発表した。

 同社によると、誤りがあったのは「時津風親方が退職願提出」という見出しの記事。9月27日午後1時36分に配信され、中日新聞など2紙に掲載された。

 この日は日本相撲協会の定例理事会が開かれており、問題の記事は、親方が退職願いを提出した場合に備えて作成したものだった。記者は「予定稿」と断ったうえで電話で読み込んでいたが、運動部のデスクが誤って配信したという。

 谷編集局長と運動部長が減俸、編集局総務と運動部次長がけん責となったほか、泉宏・編集担当取締役が報酬の一部を返上する。


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報道の過ちが騒動に繋がる場合は少なくない。
バブル崩壊期に、個人の間違った情報から、潰れかかった銀行もあり、メディアの間違った情報が、人の地位や命を奪った事実は過去にも多い。

懲戒処分と聞くと「可哀相」と感じる人も多いと思いますが、責任の重大さはそんなもんではないと思う。

かと言って、これはあくまで報道陣のあり方についての批評であり、時津方親方のフォローをするものではありません。

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