ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

センバツ甲子園:報徳完敗(スケッチ&コメント)

2009-04-01 23:51:31 | スケッチ


センバツ甲子園:報徳完敗

江嵜企画代表・Ken



負けるときはこうなるという絵に描いたような戦いをした報徳が、長崎代表の清峰に1-4で完敗した。ベスト4に出てほっとしたのか。どこかに慢心するところがあったの。それともあせりからか。悪球に手を出す。二度盗塁を試みるが全て失敗した。

 負ければ勝手なことを言われる。監督の采配にも疑問が残った。先攻めの報徳は、番が初球をたたいてレフト前ヒット、よしいけるとおもったが、二番バッターに監督はなぜか強硬させた。凡フライを打ち上げた。試合の流れは回を追うごとに清峰に味方した。

 一度流れが変わると元に戻りにくい。報徳のエースの宮谷は、連投の疲れなのか。懸命に投げようとするがスタンドから見ていても、この日は球威がない。球を散らそうとするが、きわどいコースはことごとく選ばれた。カウントを整えようとする好逑は狙われた。清峰のチャンスに、強打の4番の山㟢に打順が回ったことは、報徳にとって不幸だった。特にランナーを二塁三塁に置いて許した3回の2点タイムリーは堪えた。

 この日の甲子園は二月中旬の気温で寒く、軽装で来られたご婦人には、酷な観戦を強られたにちがいない。この日は一塁側内野自由席だったが、風が舞うように観覧席を吹き抜け、厚手のコート、手袋をはめての観戦となった。

 試合途中で雨が降りだした。報徳劣勢のまま試合はあっけなく終わった。今までの3試合が出来過ぎだったと思わない。付き物がとれたかのような、二日前と同じ選手ではない。別人がプレーしている。そう思わせる敗戦だった。

 精神面を今以上に鍛え直して夏の甲子園を目指してほしい。

 甲子園でボールペンで描いたスケッチをそのまま添付した。(了)

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G20控えて、世界では「外交の週」を迎える(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-01 10:11:30 | 経済学
 自宅近くのスーパーマーケットのコープこうべが、「くらしの応援」と銘売って、「年間1,200品値下げ」のチラシを昨日入れていた。今朝は、スーパーのイオンが、一般紙で1ページの全面広告で、「生活必需品5,100品目を値下げしています」と宣伝していた。

家族と一緒に買物に来ていた70前後とお見受けする紳士が、「買いすぎたかな。つい買うてしもた」とぶつぶつ言いながらポリエチレン袋につめこんでいた。値札を見て確かに安いと思ったのは、食パンで、一時は208円まで値上げしていたが、昨日の売値は158円で、思わず買った。

豆腐も130円まで上げていたが、昨日は98円である。大豆の国際相場がトウモロコシからエタノールを作らせるブッシュ政権のお陰で3倍に値上がりした。それがいま高値から半値まで値下がしている。日本で豆腐が食べられなくなると当時は騒いだ。値下がりは庶民にとっては大歓迎だ。

小麦の値段が昨年高値から1/3になった。円相場が一年前と比べて、控えめに見ても10%は高くなったから、農林水産省の小麦の売り渡し価格は大幅に下がる。小麦が下がれば当然、小麦粉が下がる。特にパン用は下げ幅が大きいと先日も新聞に出ていた。これもまた大歓迎である。

昨日、電力・ガス大手が電気・ガス代を5月から値下げすると発表した。ガソリンが上がる時にはマスコミも値上げ、値上げとはやしてて値上げムードを煽った。ところが、国際相場が下がり円相場が上がっても、マスコミは輸出企業のマイナスの情報をいまもって競って報道している。

ただ闇雲に値下げして、安全・安心を奪う暴挙は許されない。物の値段はコストをそのまま相場に反映しない。しかし、国際相場が2倍、3倍に値上がりした時末端価格を上げた。国際相場が半額レベルまで下げても値下げしなかった。これはどこから見てもおかしい。それがここへ来てようやく具体的に、消費者の目線で、動き出したようで今後の成り行きを注目したい。

今朝のNHK・BS「おはよう世界」を見た。ロンドンでのG20開催を前にして、オバマ米大統領はじめてのヨーロッパ訪問のニュースを伝えていた。護衛もいれておつきが500人以上すごい。車の下に爆弾をしかけられてもびくともしないリムジンカーの紹介を英BBCが流していた。

NHKの担当のアナウンサーが、これからの一週間は外交ウイークになると解説していた。ところろが、日本にいると、G20も、オバマ大統領の動静も含めて、NATO総会、EUとの会合、緊迫のアフガ二スタン、パキスタン情勢も、庶民レベルでは話題にすらならない。NHKの肩を持つつもりはさらさらないが、「おはよう世界」はすぐれものの番組のひとつである。是非見て欲しい。

先のスーパーの話も自分で買いものに行かない人には実感できない。先日コマツの社長さんが、若いころ自らブルドーザーを運転していた。だから社長になっても会社を実感を持って「運転」できると話しておられた。例えばの話であるが人事や労務だけで営業の経験がない人間が会社のトップになると部下は悲劇であることをしばしば見て来た。

営業はバカでも出来ると思っていたと、40年近く前の話で恐縮だが、労務・人事ご出身の某メーカーのアメリカ社長が豪語しておられたのを今でも記憶している。現場を知らないと物事を体感できないように出来ているのは人間も動物だからである。机に座って朝から晩まで、パソコンを叩いているだけで、仕事をしていると思い込んでいる人が増えた。これでは会社の業績が良くなるはずがないであろう。

NY株式市場は、米消費者信頼感指数や米雇用統計発表を控えて心配の種は尽きないにも関わらず、NYダウは一時200ドル近く上昇したが、利益確定の売りが出て、前日比86ドル高、7,608ドルで取引を終了した。1,2月に次いで、JPモルガンなど米国の金融機関が好業績を上げているとの情報で金融株が上げ、この日の相場をリードした。

NY原油(WTI)先物相場は、バレル1.25ドル上げて、49.66ドルで取引を終了した。NY金先物相場は、トロイオンス7.10ドル上げ922.60ドルで取引された。方向感のない様子見相場が続いている。米国に、国交のないイランと非公式に対話を再開する動きがみられる。原油相場には和平は売りだが、世界景気回復が最優先されるからプラス材料かもしれない。

NY外国為替市場では、ドルとユーロが買い直され、1ドル=98.82円、1ユーロ=130.89円で取引された。米国がドル売りムードをけん制している。ECB(欧州中央銀行)の会合を控えて追加利下げがあるかどうか。G20で実のある成果がないとドル、ユーロが売り直される可能性を残している。(了)

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