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NYダウ137ドル安、3月の米小売データ嫌気(学校で教えてくれない経済学)

2009-04-15 08:36:18 | 経済学
 4月14日のNY株式市場で、3月の米小売高が、増加するとの予た測だったのが、減少とでたことを嫌気して、前日比137ドル安の7,920ドルで取引を終了した。

 NHK・BS「おはよう世界」がアメリカの経済専門のブルームバーグの放送を流していた。以下紹介する。

 この日のNYダウの値下がりは、米小売高がよくなかったこととゴールドマンサックスの株価が大きく下げたことが影響した。株価の値下がりで株式から資金が債券へ流れ、債券相場が値上がり、利回りは低下した。

米小売高のデータは、NY外国為替市場で、ドル売りに影響し、1ドル=99円と100円を切った。NY原油(WTI)先物相場にも影響し、バレル49.40ドルまで値下がりした。安全通貨として買われていたNY金先物相場もオンス5ドル下げ、890ドルで取引された。

小売高の減少は、個人消費の減少につながる。この日は金融株がNYダウの値下がりをリードしたが、好決算のゴールドマン株が売られたことで、この先発表される金融株はゴールドマンより良くないとの思惑が働いたと解説していた。

米CNNテレビによれば、小売高が予想を裏切られたことがNY株売りの引き金となったが、オバマ大横領、バ―ナンキFRB議長、サマーズ経済会議議長の発言の米国経済の先行きに関する慎重発言も影響したと解説していた。

今朝のWSJ紙は、この日のNYダウの値下がりは、「米金融株がリード」の見出しをつけ、JPモルガン7%、アメリカンエキスプレス10%、ゴールドマンサックス11%それぞれ値下がり幅を紹介した。 

WSJ紙は、オバマ大統領は。「米国経済はいま森の中から出ていない」と発言したと引用、バ―ナンキ議長は、「米景気回復には一時的兆しがあるが、米政府は金融セクターに対する救済を継続する」と発言したと紹介していた。

米CNNテレビは、サマーズ委員長とコメンテーターとのインタービューを流していた。その中で、サマーズ氏は「6ケ月前はフリーフォールの状態だった。2ケ月前は改善のきざしは何ひとつなかった。今は住宅、金融セクターに部分的ながら出ている」と繰り返し発言していた。

外国のメデイアがアメリカの出来ごとを例えば一日の株式市場の動きについて、どのように取り上げ、どう電波や紙面で紹介しているか。興味深い。(了)

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