ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

路端の花(スケッチ&コメント)

2010-04-04 21:29:56 | スケッチ


路端の花

江嵜企画代表・Ken



 道すがらご近所の玄関前に咲く花が目に飛び込んできた。私を今、描けと迫るのである。花達と言った方がいいかもしれない。花だけではない。つぼみまでがまるで首をもたげて来て、描け、描けと大合唱するのには参った。逃げるわけにいかなくなりスケッチした。

 申しわけないが、なんという名の花なのか知らない。スケッチをご覧くださった方で、ご存知なら是非、花の名前を教えていただきたい。

 神戸は久しぶりで春らしい陽気になった。遠出は大変だからと近場でお花見でもと、家族と出かけ、くだんの花達とのご対面となった。電柱の住所表示には住吉本町二丁目とあった。住吉キリスト教会が進行方向に向かって左手にある。2,3分北へ歩くと甲南学園同窓会の平尾記念館がある閑静な住宅街である。

 平尾記念館の前を東西に山手幹線が走る。軽い上りをまた数分歩くと、香雪美術館が左に見える。日曜日とぽかぽか陽気も手伝って、開催中の日本画家、堀文子展に大勢訪れていた。美術館に隣接する弓弦羽神社境内では町内会のイベントであろうか結構にぎわっていた。境内に甘酒、焼き芋、その他カレーライスなどテントを張って呼び込みをしていた。

 数分北に向かって歩くと阪急電車の御影駅がある。ガードをくぐるとほどなく深田池が左手に見える。車いすに乗った十数人のお年寄りが介護の人に付き添われて桜見物していた。おそらく近くの老人健康施設の一行と思われる。こういう場面に出くわすと、ついつい、なくなった父母のことを思い出してつらい。

 池を過ぎ、右折して少し坂を上ると武田薬品創業者のお屋敷がある。名物の桜が今を盛りと咲いていた。Uターンして家路につく。人混みを避けての長閑な桜見物を満喫した。杖をつかずに結構な坂道を上り下り出来た。無事歩けることがいかに幸せなことか。歩けることの幸せに、改めて感謝した次第である。(了)

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モノ作り日本が危ない?!(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-04 08:03:21 | 経済学
「サムスンが世界のエレクトロニクス市場を席巻している」と遠藤典子氏(週刊ダイヤモンド副編集長)が、ケーブルテレビの朝日二ユースター「ニュ-スにだまされるな」という4月3日の番組に出演、冒頭で発言していた。

一般庶民から見れば、ソニーやパナソニックの商品が世界の店頭に並んでいると思っている。現実はそうではない、と欧州を最近視察して帰国、特にエレクトロニクス分野では、韓国が世界を圧倒していることを改めて実感したと遠藤氏は危機感を露わにしていた。

日本の製造業がここ数年で世界シエア―を急速に落としていると、司会の慶応大学の金子教授がパネルを見せて、エレクトロニクスだけではない、工作機械、薬品などで主要産業でそうだ。自動車産業だけは何とか横ばいを維持している程度だと解説していた。

なぜここまで日本の地位が落ちたのか。エレクトロニクスの世界では、アナログからデジタルへ急速に転換した。日本のメ―カ―はその動きについていけなかった。モノづくりのレベルが落ちたのではない。日本の経営者の競争力が衰えたからだと結論づけていた。

サムスンはITをうまく活用している。プラモデルと同じで部品を組み合わせて、それをそれぞれの国の事情に合わせる。現地の人間をうまく活用する。日本の経営者はいい物を作れば売れると思っている。いくら性能が良くても売り先のニ―ズに合わないと売れない。

自分の会社に強いものがないと誰も相手にしてくれない。世界の中で、常にトップグループに入っていることが求められる。民主党が始めた「事業仕分け」でスーパーコンピューターが俎上に上がった。その時、「2位だったらなぜダメなのか」と平気で発言していた。

薬品業界では、日本の経営者は新薬の開発に5億、10億の話には乗ってくる。ところが世界は50億100億である。世界はお金を出して自ら開発する。日本の薬品会社は自分で開発出来ない。そのため新薬を開発したメーカーを、例えば三共は3000億で買い失敗した。

韓国が伸びて来た背景のひとつにオーナー経営者の存在がある。日本はサラリーマン経営者ばかりになってリスクをとろうとしない。どうしょうもない経営者ばかりだ。国も経営者も勇気がない。韓国に限らない。オバマでさえ、アメリカは5年で輸出を倍増するとぶち上げた。世界は国ぐるみで商品を売り込もうとしている。

日本にベンチャー事業が育たないのはなぜか。韓国は将来伸びる市場と思えば即決断する。日本の経営者は思い切った意思決定が出来ない。今いいが、自動車業界も油断出来ない。国も経営者も、リスクを恐れぬ勇気を持て。さもないとモノづくり日本も危ない。(了)

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