安藤背信、5-8で敗れる、甲子園
江嵜企画代表・Ken
中学・高校同窓のK君から甲子園の切符が取れたから行かないかと約1ケ月前に電話があった。当時まだ足痛が残っていたが、4月25日にもなれば暖かくもなるしと思い、OKを出していた。幸い痛みもすっかり取れた。天候もよし。午後2時からのゲームを楽しみにして出かけた。
試合開始30分前に球場に着いた。阪神甲子園球場の周りには、大勢の野球ファンがつめかけていた。球場の中も次々と席が埋まった。試合が始まる頃になるとほとんど満席となった。
相手がにが手の中日だったが、甲子園3連戦の頭2つをタイガースが取って臨んだ試合だったので球場の雰囲気はルンルンそのものだった。ところが水を差したのは投手安藤である。立ち上がりの良くないのは承知していたが、いきなり4番ブランコに3ランである。それで後締めればまだ、試合になった。1点を追加されたところで安藤は交代を告げられた。当然であろう。後続2人の救援投手も締りがない。4回終わったとこころで0-8。試合の興味は完全に喪失した。
あとは、試合そっちのけで、級友との談義を楽しむことが出来て幸いだった。好試合の時は十分時間をとってスケッチも出来ない。幸か不幸か、この日は負け戦である。時間をかけて球場の様子をスケッチした。緑の芝生が見事に映えていた。今年オフに全面張り換えたと聞いている。
このところめっきりご婦人の姿が増えた。子供づれも多い。それも赤ちゃんを連れたご婦人も目立つ。ご婦人では比較的お年をお召しになった方が確実に増えたようだ。球場も美しくリニューアルした。中でもトイレが見違えるようにきれいになった。ご婦人客にも安心して球場に足を運んでもらえるのかもしれない。
今年のプロ野球はセントラルでは巨人が頭ひとつ飛び出した感じである。パシフィックではロッテが快走を続けている。タイガースは梅雨ころから例年ずるずると後退する。この日投げた安藤のように、投手力は見劣りする。0-8のあと1点入れた。6回に鳥谷が満塁ホームランを打った。4万6,000人のタイガースファンも溜飲を下げたであろう。
ペナントレースはまだ始まったばかりである。諦めないで貪欲に優勝を目指して欲しい。(了)