ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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1ユーロ=125円、1ドル=94円の恩恵を日本人は忘れている(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-27 10:41:02 | 経済学
米財務省は、米大手銀行のシティグループ普通株77億株の27%を保有している。その内の15億株を売却することを決めた。保有シティ株全てを売却すれば財務省は320億ドル(約3兆円)の売却益を手にすると27日付けのWSJ紙に出ていた。

27日のNY株式市場は、キャタピラーの好決算を材料に、NYダウは、はじめ50ドル上げていた。米財務省によるシティー株売却のニュ-スに加えて、米上院での米金融規制法案審議が大詰めを迎えていることから、金融株が軒並み急落、先週末比横ばいの11,205 ドルで取引を終了したとNHK・BS「おはよう世界」が解説していた。

「おはよう世界」では、ドイツのメルケル首相が、ギリシャ支援に慎重発言を繰り返している。これに対して週末開かれたEU外相会議で、ルクセンブルグがドイツの態度を厳しく非難した。EUの足並みは揃っていないとフランステレビ(F2)を紹介していた。

スペインテレビ(etv)は、ギリシャがユーロから離脱すれば、債務返済不能になる。そうなれば、国としても成り立たない。目先、ギリシャは、5月19日に、115億ユーロ調達を迫られている。しかし、ギリシャはドイツ頼みである。そのドイツは2週間後の選挙を控えて、メルケルは身動き取れなくなっていると解説していた。

27日のNY外国為替市場では、底流ではユーロ先安懸念の中、ギリシャがEUとIMFに支援要請したことを受けて、ユーロは小康状態を維持している。1ユーロ=1.33ドル、1ユーロ=125.90円、1ドル=94円で取引された。

27日のNY原油(WTI)先物相場は、バレル92セント安、84.20ドルで取引された。NY金先物相場はオンス40セント高と小動きに終始した。このところ投機筋の買いで上げていたプラチナもオンス1,740ドルで落ち着いた動きであるとWSJ紙は伝えていた。

米国での不景気は美術館運営にも影響が出ていると23日付けのWSJ紙が紹介していた。4月27日から始まる「メトロポリタン美術館収蔵ピカソ展」は、同館常設コレクションに含まれるピカソ作品493点の内300点を展示する。美術館の緊縮予算と寄付金の減少からコストのかかる他美術館からの借り入れ、巡回展示を減らすためであると書いていた。

ピカソ作品が300点見られると聞いただけで、ピカソファンならずとも腰を抜かす。円高を生かしてNYへひとっ走りという方もおられるかもしれない。一方、観光で飯を食っているギリシャで、27日もストで島めぐりのフェリ―が出ないと外電が伝えていた。

1ユーロ=125円、1ドル=94円の恩恵を受けていることを日本人は忘れている。(了)

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