ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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自国の姿自体つかみきれていない政府をいただく国民は不幸だ(学校で教えてくれない経済学)

2010-04-13 09:42:32 | 経済学
「沖縄は夏日を記録しました。4月11日は清明(シ―ミ―)で、親せき筋が集まって、墓前でご馳走をいただきました。年に一度、無事を確かめ合う日でもあり、ご先祖様に、この世で元気にしていますとの報告会でもあります」というメールをSさんからいただいた。

「清明節は重要な行事となっています。ちなみに,清明節以外にお墓参りすることはありません」というメールを今ひとりの沖縄ご出身のSさんからいただいた。神戸で生まれ育った人間にとって共に初めて聞く話である。ご先祖様のお陰であるが、目が見え、耳が聞え、無事歩けることがいかに幸せなことであるかということを、最近、富に実感している。

沖縄ということでは、4月6日付けの毎日新聞に、「政府は米国の代理人か」(琉球新報・編集局長、富田詢一氏)という優れ物の記事を近くの喫茶店で読んだ。神戸の人間に限らない。日本人の多くが政治家、マスコミ含めてだが他人事で事を済まそうとする生き方を続けている。それが普天間問題の扱いにも象徴的に現れていることを再認識させられた。

今朝NHK・BS[おはよう世界]でロシアRTRテレビが、アメリカでつくられたロシアの教科書に、ロシアのガガーリンが初めて宇宙に飛んだ話が出ていない。スプートニクもニ―ルも載っていない。これほど嘆かわしいことはないとレポーターが紹介していた。

日本人は日本の近代史をほとんど教えられていない。勉強は本来、自分自身でやるものだから、全てを教科書のせいには出来ない。しかし、子供時代、特に小学校の教科書で一端刷り込まれると、後々の生き方にまで大きな影響を与える。今朝のロシアテレビを見ていて、日本人が日本の歴史を語れない問題について、他人事でないと思った次第である。

「おはよう世界」(ブルームバーグ)で、週明け12日のNY株式市場では、NYダウが、終値で11,006を付け、リーマンショックが起こった2008年9月以来の高値を記録した。ただ、商い自体は低調で、1~3月期決算を控えて、様子見気分が強かったと解説していた。

12日付けのWSJ紙も“Dow Closes Above11,000 “の見出しで、ダウ平均が11,000ドルを超えて引けたことで、”Symbolic start(象徴的スタート)“と書いた。ただ、個々の企業業績期待が高まる中、マクロでは、巨額の財政赤字、高止まりする失業問題、ギリシャ問題を抱えるユーロ相場など依然として懸念材料を多く残していると指摘していた。

「おはよう世界」では、米中首脳会談を派手に伝えるアメリカABCニュースの様子を紹介していた。こんな画面を見せつけられると、日本という国が名実ともに影が薄くなったと実感させられた次第である。「政府は米国の代理人か」の記事にもあったが、独立国でありながら、自分の国の姿自体つかみ切れていない政府をいただく日本国民は不幸だ。(了)

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