(学校で教えてくれない経済学)
『全人代』が3月5日から中国北京で始まった。6日朝の「ワールドWaveMorning」もご当地中国CCTVに加えてドイツZDF,豪ABC,香港ABC,シンガポールCNA含め世界の多くのメディアが『全人代』について温家宝首相の演説中心に詳しく紹介していた。中国経済目標が年率8%から7.5%へやや減速すること、中国が貿易収支バランンスを修正、従来の輸出主導から内需に軸足を置く政策に転換する。国民生活をより重視、国内消費を拡大することを最優先すると伝えていた点では一致していた。
香港ABCが中国の軍事費拡大懸念に触れたこと、シンガポールCNAがチベット問題で民族対立にも中国が課題をかかえていると指摘した。また、人口3000万都市、重慶で発生したスキャンダルを水面下での政権後退を今秋に控えての権力闘争と結び付けて、「ワールドWaveMorning」(世界の扉)で特集を組んで解説していた。
アメリカ関連では、最大の関心事である 3月10日に控えた俗にいう「スーパーチュ―ズデ―」で現時点でリードしているロムニー共和党大統領候補が決定的な勝利を収められるかに注目が集まっている。ロムニー38%、サントラム32%、ギングリッチ13%、ポール13%とロムニー・サントラムの僅差の争いになっている。共和党がオバマ米大統領相手に候補者を一人に絞り切れない可能性もあると米CNNが淡々と伝えていた。
アメリカからのニュースでは、イスラエル、メタ二エフ首相がオバマ米大統領とホワイトハウスで会談、メタ二エフ首相は、自国の権利を守るためにイラン攻撃も辞さずとの姿勢を全く変える意思のないことを同会談で示した。オバマ米大統領も大統領選挙を控えてユダヤ人支持は欠かせない。表向き、アメリカは軍事行動含めアメリカはイランに対してあらゆる選択肢を残していると見栄を切った。しかし、アメリカはイラク、アフガンと戦費増大が響き、巨額の財政赤字を抱えている。水面下ではイスラエルの暴発を抑えることに腐心していると伝えられる。一方、イスラエル単独ではイラン核施設を攻めきれない弱みがあると米CNNは解説していた。
一方、タイCH9テレビが、タイのインラック首相が、3月6日から日本を訪問する。トヨタフクシマなどの日本の自動車メーカーやブリジストンはじめ多くの日本企業関係者と会い、タイが洪水に対して万全の態勢を整えていること、タイに対する日本人のイメージ向上を目指し、タイが魅力ある投資先であることを日本人に改めて訴える予定だと伝えていた。
アジア関連では、韓国KBSが、韓国で最近スマートフォン中毒が増えた。特に子供で5~9歳の低年齢層で中毒比率が7.9%と成人より多いことが問題視されている。全体として、中毒者比率はスマートフォン8.4%とインターネット7.7%を逆転した。専門の医師が登場、面白いものだから自分でコントロールが効かない。どうしても中毒になってしまう。回数を減らさないと危険だと警告していた。日本では一体どうなっているのであろうかとつい考えてしまう。年寄りの冷水と言われそうだが、スマートフォンで育った子供が成人した暁には日本の国自体、どんなことになっているのか怖い気がする。
5日、米株式市場は、薄商いの中、NYダウは、先週末比14ドル安、12,961ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」、米ブルームバーグニュースに出演したディ―ラ―のKeithBluss氏は「日銀、ECB,米FRBいずれも金融緩和を積極的に進めている。『世界の中央銀行に逆らうな』という格言がある。」などと話していた。多くの専門家が株価や商品相場見通しをデ―タを並べて飯を食っておられる。
しかし、一言で言えば、今朝のアメリカ人ディ―ラ―の言葉に尽きるのではないか。ゼロ金利の元祖ニッポン、1%の特別金利で3年間融資を保証するECB,2014年までゼロ金利継続を堂々と宣言した米FRB、金融緩和オンパレードで、完全にゼロ金利中毒に世界ははまり込んでいる。人間、一度身を持ち崩すとなかなか元に戻れない。子供のスマートフォン中毒を叱る資格は大人にないかもしれない。
「ワールドWaveMornig」(経済情報)に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「中国、『全人代』で経済成長目標を引き下げたことヨーロッパ不安、週末発表の米雇用統計を控えて、様子見気分の強い相場だった。NY外国為替市場では、ユーロが対ドルで売られた。米雇用数が予想を上回れば前向きのセンチメントに変わるだろう。」などと解説していた。NY外国為替市場で、1ドル=81.51~53円、1ユーロ=18.72~77円で取引された。NY原油(WTI)相場は横ばいのバレル2セント高、106.72ドル、NY金先物相場はトロイオンス5.80ドル安、1,703ドルで取引を終了した。(了)
『全人代』が3月5日から中国北京で始まった。6日朝の「ワールドWaveMorning」もご当地中国CCTVに加えてドイツZDF,豪ABC,香港ABC,シンガポールCNA含め世界の多くのメディアが『全人代』について温家宝首相の演説中心に詳しく紹介していた。中国経済目標が年率8%から7.5%へやや減速すること、中国が貿易収支バランンスを修正、従来の輸出主導から内需に軸足を置く政策に転換する。国民生活をより重視、国内消費を拡大することを最優先すると伝えていた点では一致していた。
香港ABCが中国の軍事費拡大懸念に触れたこと、シンガポールCNAがチベット問題で民族対立にも中国が課題をかかえていると指摘した。また、人口3000万都市、重慶で発生したスキャンダルを水面下での政権後退を今秋に控えての権力闘争と結び付けて、「ワールドWaveMorning」(世界の扉)で特集を組んで解説していた。
アメリカ関連では、最大の関心事である 3月10日に控えた俗にいう「スーパーチュ―ズデ―」で現時点でリードしているロムニー共和党大統領候補が決定的な勝利を収められるかに注目が集まっている。ロムニー38%、サントラム32%、ギングリッチ13%、ポール13%とロムニー・サントラムの僅差の争いになっている。共和党がオバマ米大統領相手に候補者を一人に絞り切れない可能性もあると米CNNが淡々と伝えていた。
アメリカからのニュースでは、イスラエル、メタ二エフ首相がオバマ米大統領とホワイトハウスで会談、メタ二エフ首相は、自国の権利を守るためにイラン攻撃も辞さずとの姿勢を全く変える意思のないことを同会談で示した。オバマ米大統領も大統領選挙を控えてユダヤ人支持は欠かせない。表向き、アメリカは軍事行動含めアメリカはイランに対してあらゆる選択肢を残していると見栄を切った。しかし、アメリカはイラク、アフガンと戦費増大が響き、巨額の財政赤字を抱えている。水面下ではイスラエルの暴発を抑えることに腐心していると伝えられる。一方、イスラエル単独ではイラン核施設を攻めきれない弱みがあると米CNNは解説していた。
一方、タイCH9テレビが、タイのインラック首相が、3月6日から日本を訪問する。トヨタフクシマなどの日本の自動車メーカーやブリジストンはじめ多くの日本企業関係者と会い、タイが洪水に対して万全の態勢を整えていること、タイに対する日本人のイメージ向上を目指し、タイが魅力ある投資先であることを日本人に改めて訴える予定だと伝えていた。
アジア関連では、韓国KBSが、韓国で最近スマートフォン中毒が増えた。特に子供で5~9歳の低年齢層で中毒比率が7.9%と成人より多いことが問題視されている。全体として、中毒者比率はスマートフォン8.4%とインターネット7.7%を逆転した。専門の医師が登場、面白いものだから自分でコントロールが効かない。どうしても中毒になってしまう。回数を減らさないと危険だと警告していた。日本では一体どうなっているのであろうかとつい考えてしまう。年寄りの冷水と言われそうだが、スマートフォンで育った子供が成人した暁には日本の国自体、どんなことになっているのか怖い気がする。
5日、米株式市場は、薄商いの中、NYダウは、先週末比14ドル安、12,961ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」、米ブルームバーグニュースに出演したディ―ラ―のKeithBluss氏は「日銀、ECB,米FRBいずれも金融緩和を積極的に進めている。『世界の中央銀行に逆らうな』という格言がある。」などと話していた。多くの専門家が株価や商品相場見通しをデ―タを並べて飯を食っておられる。
しかし、一言で言えば、今朝のアメリカ人ディ―ラ―の言葉に尽きるのではないか。ゼロ金利の元祖ニッポン、1%の特別金利で3年間融資を保証するECB,2014年までゼロ金利継続を堂々と宣言した米FRB、金融緩和オンパレードで、完全にゼロ金利中毒に世界ははまり込んでいる。人間、一度身を持ち崩すとなかなか元に戻れない。子供のスマートフォン中毒を叱る資格は大人にないかもしれない。
「ワールドWaveMornig」(経済情報)に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「中国、『全人代』で経済成長目標を引き下げたことヨーロッパ不安、週末発表の米雇用統計を控えて、様子見気分の強い相場だった。NY外国為替市場では、ユーロが対ドルで売られた。米雇用数が予想を上回れば前向きのセンチメントに変わるだろう。」などと解説していた。NY外国為替市場で、1ドル=81.51~53円、1ユーロ=18.72~77円で取引された。NY原油(WTI)相場は横ばいのバレル2セント高、106.72ドル、NY金先物相場はトロイオンス5.80ドル安、1,703ドルで取引を終了した。(了)