
センバツ甲子園開会式風景
江嵜企画代表・Ken
舞妓さんの絵を朝一番で仕上げて送信後、仮眠、7時過ぎに家を出て、
21日からセンバツが始まる甲子園球場に8時前に着いた。球場は
予想外に寒かった。球場で偶然出会った同窓のKさんと暫時旧交を
温めた後、肝心の試合は見ず、彼と近々の再会を約して帰路に着いた。
石巻工の阿部翔人主将の選手宣誓は印象的だった。開会式入場行進の
長崎西高の酒井希葉さんとあと引き継いだ式典司会の鹿児島、甲南高の
緒方桃子さんの司会振りも見事だった。さらに言えば、君が代を独唱した、
東京音大付高、高野百合絵さんは、実に堂々としており、素晴らしかった。
阿部主将は、ゆっくりと、一語一語、言葉を、自らに言い聞かせるように
宣誓した。選手宣誓校に、被災地、石巻の学校が選ばれた。神様も味な
ことをなさるものだ。
選手宣誓は、「東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。」と
いう言葉で始まった。「日本が一つになり、その苦難を乗り越えることが
出来れば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じます。」と続いた。
「だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気、そして、笑顔。見せましょう、
日本の底力、絆を。」と続けた。
そして最後に、「われわれ高校球児ができること、それは全力で戦い抜き、
最後まで諦めないことです。今、野球ができることに感謝し、全身全霊で
正々堂々プレーすることを誓います。」と言って宣誓を終えた。球場全体、
拍手がしばらく止まなかった。
センバツ甲子園風景をスケッチした。(了)